2020.11.21 サンシャイン池袋には、古代オリエント博物館があります。東京で時間旅行ー!
入館料はひとり600円。クーポンがあるようなので、インターネット検索してみてね。
さほど広くもないので、疲れません。ゆっくり見ると面白いです。コインロッカー(100円返却式)ありました。トイレきれいです。スタッフさんのそれとない工夫があって好きです。
メジェド様のネームタグ250円をお土産に買いました。個別リーフレットは1枚20円です。
・農業と都市化
紀元前ずっと前、今のエジプト方面では、人々は狩りをして暮らしていた、と。
今では当たり前だけど、当時は「農業」がなかったので食べ物を求めて生活する日々だったんだね。ハロワもない訳だし。
農耕ができるようになって、人々の生活は安定した。牧畜が出来るようになる。
食糧の安定化って大きいよね。ムラは都市化していきます。日本も、縄文時代の終わりころに大陸から伝わってきたお米作りが流行して根付いたと読んだ。日本発祥ではなく、外国からの伝承だったんですねぇ。
※日本の農耕は弥生時代からかと思っていたけど、古代オリエント博物館には、縄文時代の終わりころから、という記載がありました。
この頃、ハンコが始まり、コインが始まり、重さを測れるようになり、数字や文字が生まれた。
農業があるから都市化が出来た。
都市化が進んで、農業の担い手がなくなるって本当にコワイですわ。都市だけあっても、食べ物がなければ人が生存できないじゃん?お金って、実は意味がないんだよ。
・コインの価値
当時のコインは、市場価値と同様だったみたい。銀の1ミナは、そのコインの価値1ミナだった。日本円の1円は、アルミだけど溶かせば1円以上の価値があるらしいです。
昔は、金本位体制だったので、コインそのものが価値があったと聞いた。造幣局HPによると、「通常貨幣として金貨が発行されなかった理由」は以下の通り。
金を価値の基準とする金本位制が廃止され、金本位制の下で発行されていた金貨を製造する必要がなくなったからです。
昭和6(1931)年以降、世界各国で金本位制がとられなくなると、日本でも昭和7(1932)年を最後に金貨の製造は行われなくなりました(記念貨幣を除きます)。
金本位制では、人々は、金貨に使用されている金の価値を信用して貨幣を使用していました。現在、私達は、貨幣の材料である金属の価値ではなく、発行者である政府を信用して貨幣を使用しています。
2020年は、価値がない「信用」だけの貨幣ですし、デジタル通貨という単なる数字がコインの代わりになっている。
信じられないね。わたし、原始人だから、金でも銀でもない単なる入力した数字が「通貨」だなんて信じられない。
・・・・・なんか、すっごく自分が原始人な気がしてきた。・・・大丈夫、わたしは、パスモやスイカにチャージしたお金で支払いが出来るのは理解できてるし、クレジットカードで後払いでモノが買えるのもついていけてる!原始人おのでらでも、生きてける!
わたしは日本国を信じているから、「千円札」と造幣局が印刷しただけの紙に1000円の価値があり、お釣りがもらえることは日常になっているけど。
けど、ビッココインのようなデジタル通貨は信用できない。便利なのは分かるけど、原始人おのでらでは、価値が分からないんだな。投機目的なら分かるけど。
いつか、「デジタル通貨」を信頼する日が来て、今日の自分を笑うのかもしれないけどね。
・ハンコやめ
ハンコ。結構昔からあったらしいです。
郵送物を包装した時に土を塗って「おのでら」とスタンプし、土が乾いてから運んでいたようです。受取人は、土の「おのでら」があることを確認して、開封されていないことを信用したらしい。
そのうちに、個数もスタンプするようになって内容確認せずに済んだ、と博物館で学びました。
そんな歴史が深いハンコですが、一時、廃れた時代があったみたい。
2020年の、デジタル大臣のひとこえで役所のハンコがなくなる、みたいな恐怖政治が昔もあったのかもしれないね。当時、みんなが求めていたのならいいけど。(くだらないな~と思えるハンコ文化がありました。無駄が淘汰されるのはいいことだけど始まり方がちょっとね)
わたしは原始人だから、まだハンコを続けます。そういう、その時の流行や社会情勢、権力の見せつけ、民衆へのごますりみたいに急に始めたことって、後から問題が出てくるから。
飛びついたりしないで、事態が鎮静化するまで見守るの。
・本人の意向確認
押印が必須ではなくなったとしても、本人の意向確認はきちんとしなければトラブルになります。
税務申告の場面では、e-taxで手軽に申告できてしまえる。相続税申告、準確定申告のe-taxも出来るようになった。
ハンコの是非はともかくとして、備忘のために納税者からのOKがあったことが分かる何かは必要です。人は忘れちゃうものだからね。