2020.11.23 本年2020年は、所得税の給与所得控除＆公的年金控除＆65万円青色申告特別控除、が10万円ずつ減らされ、その代わりに所得税の基礎控除が10万円アップする大きな改正が入りました。
高額所得者（合計所得金額2400万円超）の基礎控除が減らされる改正もありました。
2020年は、年末調整の書類が変更になり、戸惑いますよね～。（それは税理士も同じ）
・基礎控除等申告書
基礎控除等申告書には、右上にご自分の名前・住所を記載し押印して会社へ提出すれば、多くの場合、終わります。
配偶者控除・配偶者特別控除の適用がある方は、右側の配偶者の情報を記載する必要があります。
基礎控除等申告書の左側、「合計所得金額の見積額」は、所得900万円を超えてくると年末調整還付金に影響することがあるので、記載させたがっている、たったのそれだけです。
大丈夫ですよ！がんばろう、年末調整！
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おのでら想定質問集
従業員編
Q：不動産所得がマイナス見込みなので、給与所得と相殺して多めに源泉所得税を還付してくれますか？
A：しません。年末調整の「給与所得以外の所得の合計額」は、確定申告の下準備ではありません。基礎控除と配偶者（特別）控除の算定に使っているだけです。
Q：不動産所得があります。会社に知らせたくありません。
A：知らせなくていいです。
Q：事業所得があります。会社に知られたくありません。
A：え？知らせなくていいですけど、正社員ですよね？？？
Q：他の所得の見込み額が分かりません。どこまでの正しさが求められますか？
A：確定申告する方は、記載をサボっていいです。
Q：相続で1000万円を取得しました。なに所得ですか？
A：所得ではありませんので記載しません。
Q：週末に会社に内緒でアルバイトしています。アルバイトの収入も記載しなければなりませんか？
A：あ、それはですね～ゴニョゴニョ
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会社編
Q：社員が、「給与所得以外の所得の見積額」の証明書を持参しません。
A：会社側は、「他の所得の見積額」について追及する必要はありません。自己申告をそのまま書き写せばよいです。
Q：「他の所得の見積額」と実際の他の所得がかけ離れていたため、正しい基礎控除額・配偶者（特別）控除額が算定されなかった場合、会社は追徴されますか？
A：追徴されません。会社は、数字の転記ミスのみ気を付ければ良く、社員やパートに対してプライベートを詮索しないようにしてください。
・チャットボットふたば
国税庁チャットボット・ふたばちゃんにも聞いてみてくださいね～。年末調整に関するチャットは2020年12月28日までのようです。
国税庁HP チャットボット → https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/chatbot/index.htm
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