2021.5.1 NHKのドキュメンタリー番組ストーリーズを見た。「たどりついたバス停で〜ある女性ホームレスの死〜」
テレビの内容は、とある事件の被害者の人生を追い、事件が社会に考えさせるモノはなにか、というもの。
NHK HPより 記者のnote → https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote15/?utm_int=detail_contents_news-link_001
去年、東京・渋谷のバス停で男に殴られて死亡したホームレスの女性に大勢の女性たちが自身を重ね、声を上げている。事件が社会に問いかけるものとは何か、明らかにする。
去年11月、東京・渋谷区内のバス停で休んでいたホームレスの女性が男に殴られて命を落とした。当時、所持していた現金はわずか8円。生活苦の末に行き場を失い、事件に巻き込まれた。
「彼女は私だ」、「彼女は社会に殺された」。いま大勢の女性たちが被害者にみずからを重ね、SNSなどを通して声を上げ始めている。
事件が社会に問いかけるものとは何か。女性のたどった人生と女性たちへの取材から明らかにする。
2020年11月、渋谷区のバス停で、ホームレスになってしまって間もない60代女性が、近所の見知らぬ男性(46歳)に頭を殴られて死亡した事件があった。
あのバス停は知ってるけど、屋根がついて立派なバス停になったことは知らなかったな。
様々な事情があり、ホームレスになってしまった女性。
そんな悲惨な過程を、若き日の写真や、最期の携帯電話の登録者の数や、生活困窮した頃の姿を、亡くなった本人の同意なく放送する必要ある?
静かに眠らせてよ。静かに眠らせてよ。彼女は被害者なのに。
経済的に困窮している人の話を聞いた時、公的機関の支援を受ければいいと思うことがある。彼らにはそれぞれに思いがあり、尊厳があるよね。
だから、「最低限の衣食住を与えて生かしておけばいい」の選択肢だけではないと思うんだよ。
私が同じように、所持金8円になったとき、私はどうしよう。
自分は公開されたくないのに、過去をほじくられ、生活困窮していく過程がテレビで放映されるくらいなら、