2021.6 植林が自然破壊に?砂丘の農地について、あさ~く勉強します!
NHKでは、むか~しの番組を再構成して放送しています。我が夫は鼻がきくので、妻が喜びそうな番組をチェックし、録画しておいてくれるのよん。バイト代払わなきゃ~。
NHKの番組HPによると、https://www.nhk.jp/p/ts/W56365KYPX/episode/te/R5692LZVK9/
「砂丘農民〜鳥取海岸〜」
昭和44年、鳥取砂丘を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。
砂と風と戦いながら畑を開墾、全国有数のラッキョウ産地に育て上げた農家の人たちを描く。
鮮明な映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。
鳥取砂丘では60戸あまりの農家がラッキョウを栽培、年間の売り上げは10億円以上に及ぶ。
厳しい労働だった収穫は機械の導入で効率が大幅に向上した。日本で唯一、砂漠や干ばつの問題に取り組む鳥取大学の研究施設では、アジア・アフリカから多くの研究者や留学生が学んでいる。彼らを励ますのは、砂丘で豊かな農業を実現した鳥取の成果だ。
見てみましょう~。
鳥取砂丘、私は1回だけ行ったことある!団体ツアーで1時間程度だったかな。
長靴を借りて、細かーい砂、すぐに海。カレー。有料のラクダ。
駆け足の旅行だったからか、砂丘が広大だと思わなかったけど!
NHKの新日本紀行によると、なんと、砂丘の多くを農地にしたのだという。
・・・・ええっ!鳥取の農地って、もとは砂丘で、地下に水を通して(?)スプリンクラーで水を撒いて、農地にしたんだって!なんとー!
NHKのテレビ番組では、県外から来た農地希望者が砂丘で鶏を機械化で育てて大金持ちになった事例、らっきょうが手作業から農機具利用に代わり、かなり楽になった事例、などなど・・・・。
「除雪車」が、道路を走り、道路に累積していく砂を「除雪」もとい「除砂」していたんだそう。へー!
昭和40年代の映像は、とってもおもしろいね。
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鳥取砂丘の農地について調べていたら、公立鳥取環境大学の研究レポート「鳥取砂丘観光の課題と方向性―砂丘政策の歴史的分析から―研究員 松田 真由美」を発見。http://www.kankyo-u.ac.jp/about/research/innovation/publication/torc-report/index2-23/index.html
鳥取の砂丘農地、奥深いんですね!PDF https://www.kankyo-u.ac.jp/f/introduction/research/innovation/field/165.pdf
17世紀から「広大な砂丘を農地として使っていた」が、苦労した。戦争中の50年間、軍用地に使われた鳥取砂丘。戦後、軍用地が不要となったため、鳥取砂丘近辺は、最終的には鳥取県、自治体、鳥取大学、地元住民、に払い下げを行ったようです。
広大な砂丘は、食糧難の時代背景があり、自然保護よりも植林をすることにし、国から補助金50%引っ張ってきた、らしいです。。。
研究レポートによると、一般的に”植林”は、自然回復のために行うのであるが、鳥取砂丘の場合は”植林”が自然破壊になった、という・・・・。
鳥取砂丘・・・・。砂丘農民の研究、おもしろかったです!