政府税制調査会2021 記帳どうする? 第5回納税環境整備に関する専門家会合の資料

2021.6.22 政府税制調査会(令和3年6月15日開催、審議中継なし)の資料を読んだわ。青色申告会のレジュメよかった。

政府税制調査会の第5回 納税環境整備に関する専門家会合の資料(令和3年6月15日)を読みましょ~。内閣府HPより→ https://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/noukan/2021/3noukan5kai.html

全国青色申告会より「個人事業者における記帳指導の現況と今後の課題」、フリーランス協会より「フリーランスの記帳の実態について」について資料があり。

全青会の資料が参考になりますね。ブルーリターンAは、令和3年6月で13万人以上に普及とのこと。使っているかはともかく、だ・・・・。

平成28年、経営コンサスによると200万者の事業所得の個人事業主、40%以上が70歳以上とのこと。

一方、平成28年の事業所得の申告者は370万者。

なるほどね~。

青色申告会は全国に1000ほどありまして、だいたい税務署の近くに会はあります。年会費は1万円~3万円。会員数は100万人ほどのようです。

青色申告会の資料では、青会独自の分析の後、どのような方法で複式簿記を広めるべきか、について力点が置かれているね。

私は最後の方の、「無記帳者をどうにかしなきゃ!」かな。期中現金主義でもいいし、なんなら現金主義であっても、税務申告がきちんとできればそれでいいかな。

まぁ、今回のテーマが記帳だから、複式簿記に焦点を当てているんだろうけど。

パソコン会計は操作の難しさはある。けど、一番、「自分にとって必要な処理」の判断が難しい気がする。

私は税理士会の税務支援業務で、記帳指導員をこの何年か続けて拝命しておりますが。

弥生でもFreeeでも無料JDLでも、なんでもよいです。操作は、調べれば分かるし。

指導先にて、「これは売掛金にするよ!」「これは経費ダメよ」「それについては、現金入金時に売上げにしたら損するよ!」という、あなただけに大事なポイントを教えてあげると、進みが早いみたいです。

青色申告会はさすがにレジュメが見やすい~。伝統もあるので、私は青色申告会を信頼しているよ。職員や指導員のアタリハズレはあるかもだけど。金儲け目的に走らず、会員さん増やして今まで通りに頑張って欲しいわ。ブルーリターンAさ、補助金ほしいよね。

やはり、対面で指導員が決算書を見て、やいのやいの言うのって、大事だと思うの。よかったですね、とか、残念でしたね、とか、経費ダメですよ、とか。

青会の話は長くなりそうだから次。

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フリーランス協会さん。レジュメというか、広告のようですね・・・・。

年会費1万円、会員数7000人台。

フリーランス協会のよさや、フリーランスとは、というレジュメの後。

「税理士さんが帳簿を作ってくれずに雑所得で申告されました」という人がフリーランスなんですね・・・・。

税務情報は、インターネットやユーチューブで取得している、のだそうです。

色んな人に見てもらえる機会だし、広告できてよかったね。

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帳簿の未来、やっぱり青色申告会メインがいい。ブルーリターンAにこだわるのは、しょうがないかな・・・・。自宅でブルーリターンAで記帳し、保存USBだけ持参して、青色申告会のPCで見て貰って、直して貰って、相談して、e-taxすればヨシ。

本人送信すればいいよ。それがあるべき税務申告だもの。

パソコンで出来る人はそれでいいけど、やっぱり他の人に見て貰って、イイネ、頑張ったね、お疲れ様、て言われたいじゃん。終わった~!というお祭り気分、自宅でひとりじゃつまんないもんね。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。