2022.6.22 本会、東京地方税理士会の定期総会に行ってきました~。10年に一度、甲府で開催です!(コロナの都合で12年ぶりの甲府開催)
クリックできる目次
1、甲府の定期総会へ参加しました。
わたしは税理士登録して6年でございます。
登録して1年目の平成29年に初参加・2年目の平成30年にも参加・3年目の令和1年にも参加。4年目(令和2年)はコロナ辞退、5年目(令和3年)もコロナ辞退、6年目は甲府参加、です。へーい!
初めての甲府総会への総会参加ですが、山梨へは研修で2回くらい来ています。(バイキング食べて風呂入って帰ってる)よしっ毎年年末の研修会は山梨に来るぞ、と決心したものの、最初の2年くらいで挫折しましたので、、、気楽に再開しようと思います。
山梨は遊びでもないことで来るには遠いけど、山梨の先生たちは会務で桜木町に来てもらっているので、苦労を知る&いつもありがとうの意味でたまには山梨に来ることに意味があります。
2、定期総会、はじまり
出席報告。
開会のことば。
物故会員に対する黙祷。
北島会長のあいさつ。
議長・議事録署名人・書記指名
議事審議。
ちなみに、懇親会はありません。
*****
今年で北島執行部は4年目だそうです。総務の先生が1年目はアタフタしてたのにスムーズになっちゃってつまんない。
経理担当の先生は話し方が優しい。総務担当の先生は話が聞きやすい。
特筆すべき点として
・コロナ対応を乗り越えてみて、不要な会務の洗い出しをしようと考えたようです。
良いね。税理士業務で学ぶべき・やるべきことが多すぎるのに会務がありすぎると負担だからね。時短できるところから着手して、余った時間で仲間との人間関係構築をすればいいですから。急激な個の時代になったので、戸惑いはあるけどがんばろう。
・改正税理士法の周知の方法を検討中、だそうです。
要請があれば支部にて研修会しようかと検討中だそうです。税理士法って税理士さんたちはわかんない人が多くて、おじさん税理士に今から理念を教えるのは諦めた方がいいと思います。
試験合格組が少ないし、資格を大事にしようと思う人はもうすぐ絶滅します。もう税理士法の理念は諦めていただいて、これはこうやりなさい、の方が受け入れやすいみたいです。事務屋さんばっかりでポリシーがないなんて情けないわねぇ。
・租税教育は大人向けを始めることを検討中
・相続の合同相談会を検討中
弁護士・司法書士と3者合同を検討中のようです。同じ顔触れで開催するのが相談者にとってはいいけど、ひいきだ、とかいう人いるので公益サポートセンター主催などがいいかも。相談者が相談内容を整理できないまま30分くらいすぐ経ってしまうので、事前にヒアリングカルテを作成するといいかも。
・公開研究会の準備に着手
近い将来、神奈川県で開催するらしいです。3年後かな?
質疑応答
事前質問が8個もありまして、甲府開催に華が添えられました(質問がないと、盛り上がらないので、質問で華を添える、という言い方があるらしいです。へ~)
税理士法、インボイス制度、納税者権利憲章、電子帳簿法、会計について。
インボイスについては潮目が変わったかな?別の記事にて。
ICT化と電子帳簿法の質問がとってもよかったです。
ICT化は努力義務だけども「これだけ出来てるんだから強制でいいよね」は、言いだしそうよね。だって、e-taxだってそうなった。質問では、納税者の利便性を謳いつつ、ICT化を望まない納税者を巻き込まないでほしい、という要望がにじみ出ていまして、よい質問だなぁと思いました。
電子帳簿法のデータ保存の義務化に反対しているが本会の考えはどうか、という質問でした。課税庁は真実性の担保というけど、すべての事業者に必要があるかどうかは疑問であり、DX化に必須と考えておらず、再検討を促す、という回答でありました。納税者の寄り添ったグッドな質問&ご回答でした。
ちなみに、上記2件は似たような意見を私も出しておりますドヤ。
令和4年度 税理士法改正への要望事項(電子化改正)→ https://mina-office.com/2022/03/26/zeirishihou-denshika/
電子帳簿等保存方式の拡充@与党大綱 令和3年度 2020.12.13 → https://mina-office.com/2020/12/13/denshi-yotou2020/
(当時の私は、5万円未満ならいいじゃん、と考えていたようです。今は数千円未満ならいいじゃん、という考えですが)
2、定期総会 後半(来賓)
予定時間を少しオーバーしたかもしれませんが、10分の休憩の後、
来賓の方が入場し、後半が始まります。
来賓紹介
会員表彰&受賞者代表あいさつ
来賓祝辞・祝電披露
閉会のことば
横浜開催時よりも来賓が多いです!
国税局長、東京国税不服審判所長、日税連、千葉県会長、税政連、組合、会館、公益サポ関連は今回も来てくれました~
山梨開催で特筆すべき来賓
税務署長は、甲府・山梨・鰍沢と、山梨県の税務署長が全部来てくれたの!?と思ったら大月は欠席でした。コンプリートならずでしたが、こんなに来てくれてありがとう~。
甲府市副市長が来てくれました。(市長の代わり)
近畿税理士会副会長が来てくれました。
名古屋税理士会副会長が来てくれました。
ありがとうです~。
・・・・山梨県と隣接している税理士会でしたっけ?
あれ?静岡県は東海会で、長野県は関東信越会(同日に定期総会があったのでお互いに参加なし)ですけど・・・・
どっちも来れないので、隣の近畿会と名古屋会が来てくれたのかしら。なかなか聞けない関西弁のスピーチ、よかったです。
来賓祝辞
1、市川国税局長
フジシロさんほどではないけど、かなり良さそうな方でしたわ~。これまで、つまんなそ~な態度の局長はいました。ずっとちゃんと聞いててくれてよかった。来年の人も同じようにしてもらえるといいな。
「R3申告の確定申告税務支援への謝辞、R4申告のe-tax障害について謝罪。給付金で困っている納税者を不安にさせてしまったらごめんね、」とのことでいいね。税務署ではなく局長が謝らないとならんね。いい。
「税務行政3.0デジタル化を進めていまして、納税者の利便性向上という「同じ」(強調されていました)目標に向かい、忌憚のない意見をいただきたく、一緒にがんばろう」、とのことです。こういう言い方はいいと思います!多分騙されているんだろうなって知ってるけど!けどそのような態度はいい。
「インボイス制度は複数税率導入時に決まったものです、税務署で説明会開催もしていますが、売り手買い手双方の処理があるので、早めの制度設計や相談をお願いいたします。」
「~(メモ忘れ)、国家財政の確保、適正な納税事務の実現など、申告納税制度のよきパートナー、共に歩んでいきたいです。」
とのことで、税務署員にもそのスタンスで仕事しなさいと教育してほしいです。税理士からクレームが来た都度、1回1時間、昼休憩中に罰ゲームとしてエンドレスでこの部分を流してほしいですわ。
市川国税局長、ヨカッタ。人事院は、彼にボーナス1万円増やしなさい。
2、東京国税不服審判所長
「民事裁判のWEB化が2022年5月に可決し、不服審判所のe-tax審査請求・WEb面談等、ICT化を頑張っていくようです。特定任期付き不服審判官も募集しています」とのご祝辞をいただきました。
私は不服審判官に応募し、書類審査で落ちたのを思い出しました。
3、日税連副会長 アダチ先生 会長代読
東京会の会長さんです。別の団体で来賓挨拶をいただいたことがあり、にこやかで聞きやすくていいわね。
税理士法、受験資格についてのお話がありました。
4、甲府市副市長 市長代読
5、千葉会長 ワダ先生
昨日、総会が終わってほっとしました~というフランクなお話から、今年は税理士制度が始まって80周年だそうです。70周年の時のスローガン?が「過去に感謝・未来に責任」だったそうです。100年後も見据え、税理士制度を考えていくべきです、とお話がありました。そうだったんですね~。(会場の空気を読んで、話題を切り替えるところさすがですね)
6、近畿会副会長 ナガハシ先生
近畿の地元?だんじり祭りのお話をいただき、甲府の川中島の合戦が人気ですよ~とほんわかしたお話をいただきました。(関東人ってドッと笑わないけど、和みましたよ)
7、名古屋副会長 イノウエ先生
税理士会の諸問題やコロナ・経済的なことがあり、名古屋でも活発な議論があったようでした。内容のお話はなかったけど、意識の高い税理士さんが多いのかしら。
*****
総じて、他の単位会の先生たちは気楽な祝辞でした(メモすら用意してないという!)。近畿・名古屋という普段の付き合いが浅い単位会の状況が垣間見えて、興味深かったわ。
山梨開催のおかげですね。
来賓の方々、退場され、会場を出るときにはご丁寧にこっちを向いて一礼して退出されました。
来賓の方々、開催してくれた山梨・総務の先生たち、皆さんどうもありがとう。