農福連携の事例。認知症患者の農作業ケアを学ぶ

2022.9.14 農業WEB研修に参加~。農業関連の研究会主催、都市農業の勉強会だったのだけど。

参加者の方に医療関係の方がいらして、発言を受け。生きるとは何か、を私は学ぶです。

事例のURLとユーチューブリンク、貼ります~。

新潟の川室病院。稲作を用いた新しい地域ケア(稲作ケア)

http://www.kawamuro.net/2017/12/07/%E7%A8%B2%E4%BD%9C%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%82%B1%E3%82%A2%EF%BC%88%E7%A8%B2%E4%BD%9C%E3%82%B1%E3%82%A2%EF%BC%89%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6/

新潟という土地柄、田んぼ体験者が多いのと、農家や市役所職員の協力あり、今回の認知症の方が若い方(60代)が多かったことも良かったように思います。うつ状態が良くなったみたいです。ただ、農閑期に認知機能が戻ってしまったみたい。(これは下記のユーチューブの情報から)

継続して農作業するのがいいみたいです。

ユーチューブは30分くらい。

第159回老年学・老年医学公開講座/食べて、祈って、耕して~「食」と「寺院」と「農園」が創る認知症共生社会~

「耕してFarm:農園で育む人とのキズナ」 東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チーム 研究員 宇良千秋

https://www.youtube.com/watch?v=j-2xgMplE9g

認知症の方はこれからも増えていく。雑誌「きんざい)2022年8月号?)」でも特集を組んでいて、認知症になると、本人が一番怖い。そうだよね・・・。家族も怖いでしょう。

意思疎通が困難になるけど、人権尊重の想いを意識して持たないとならぬ。どこまでが「本来の意思」(食べたい・食べたくないなど)なのか、一般人が線引きできるのかという問題がありそうに感じます。わからない。

YouTubeの20分あたりからは質疑応答。都会では田んぼがないため実績がないが、野菜や花でもいいよね、というお話しもありました。

認知症の方でも、食には高い関心を示すので有効と。

農作業体験がない認知症の方は、かえって孤立化しないのかしら。その回答もありました。経験ではなく興味の問題なんだそうです。

苗を土に植えることが困難な方は、水やりならできる・雑草取りならできる・アドバイスならできる、など。食べるだけの方もいてもいいみたい!

「出来ることをやればいい」

ネギを雑草だと思って刈ってしまってもいいじゃん、自然に触れるのが目的なんだから、だそうです。そうね。

なんかさ、立派なことをしなくちゃならぬと思い込んでるときってあるよね。ただ社会的ルールを守っているだけでも充分なのだよと思う時、あります。

「気持ちを豊かにすればいい」

それが先生の処方箋なんだなと思うと、とても納得することできました。数字では解決しないんだ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。