2023.3.25 山梨県甲府周辺のまちあるき。昭和から続いているような、お寿司屋さんが多いと感じました。
山梨県、海無し県なのに、なんで寿司屋さん多い?山梨のお寿司、食べてきたよ~!
旅先で飲食店に入るのは勇気が要るので、だいたいグーグルに聞いて下調べして口コミを見てから入店することが多いんだけど。
ランチを求めて歩いていた道で、気になるとんかつ屋と寿司屋がありまして。(甲府公証役場の近く)
とんかつ屋さん菊水はメニューが出ていなくて、土曜日だから休みかもだし・・・と迷っていたの。
お寿司屋さんの方は、看板が出ていたのと、ちょうどお客さんが1名出てきたので、入店ハードルが下がった、お寿司やさん「寿司 魚そう北口分店」へ入るよ!
ドキドキ。
ガラガラッと入店し、カウンターに座ってきたおじさんに「二人だけど、いいですか?」と声をかけて入店しました~。
「うん、お客さん来たよ~」と声をかけていたので、常連さんだったわ。
店内はTHE昭和の華美さがあるわ~。2階もあるみたい。
厨房広い。小上がり席もあったけど、真ん中のイス席に着席。大きなテレビでは朝の連続ドラマ小説の再放送。音量大きめ(*^▽^*)
ランチセット950円を注文!ランチにぎりに茶碗蒸しと小鉢が付いているとのことなので、セットにしました。
湯呑みに店名と電話番号が書いてあり、期待が高まる!私が子供の頃に行った(主に卵巻きやカッパ巻きを受け取りに行った)近所の寿司屋さんの湯呑み、こんな感じだったよ!懐かしいわ~!
醤油差しまで、店名が印刷されてる~!こういうのが好きなんだよ~。
寿司さ。
なんか思ってたのと違う・・・。さっき、板さんが給仕さんに渡し、給仕さんががりを載せて、穴子に付けるタレがペペッを塗ってくれたけど・・・・。
あと、寿司が半分こに切ってある。
変わってるな~。
ヒカリモノはサバかな?白身魚が2つ。まぐろ2つ。ネタが分からないね・・・・。
しっかり、強めの酢飯です!まわる寿司だと、普通飯だから、久しぶりにちゃんとした寿司シャリ食べたわ~。
かんぴょう、美味しかった!太巻きというか、卵巻きも美味しかった~。桜でんぶも美味しくて。
お寿司屋さんのガリ、美味しいね。
茶碗蒸しは、海鮮(イカかタコ?美味しかった)、カマボコ、銀杏、鶏肉が入っていて、どっしりした茶碗蒸しでした、美味しかった~!
わたしはさび抜きをお願いしたので、鉄火巻きがかんぴょう巻きになってた!鉄火巻き~!しかし、鉄火巻きは既にわさび入りで作られていて、他の注文品とシェアするので、さび抜きだからしょうがなかったのかもしれない。。。ショボーン。プンプンしてごめん。
なんか・・・・シャリが多くて。さっき、桔梗屋のカフェでハズレパフェを食べてしまったせいもあるけど、シャリがギッシリな気がします。お腹いっぱいになった~。
甲府駅から歩いて数分。地元ならでわのお寿司・甲州すしをいただきました、ごちそうさまでした~。
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インターネットで調べてみたところ、山梨県は1000人あたり寿司屋さん割合が日本一なんだそうです!マジ?
東洋経済WEBより「海なし県でも山梨が「マグロ」消費額2位のナゾ」2021.1.5
→ https://toyokeizai.net/articles/-/397048
海がない山梨県に赴任してきた江戸からの出張者が、寿司食べた~いと言い、山梨にも寿司文化が広まったそうです。静岡の吉原からマグロを運んでいた様子など、上記の東京経済の記事に書いてある!面白いな~。
山梨ですしが広まったもう1つの背景に「無尽」の存在がある。無尽とはこの地に古くからある慣習で、古くは相互扶助の民間金融制度だったが、今では気の合う仲間との会食や旅行などのコミュニケーション手段となっている。ハレの日にみんなが集まる場としてすし店の座敷が利用され、会食にマグロやすしが提供され、座敷付きのすし店が増えていった。
ここで無尽が出てきました!無尽の仕組み、面白いよ。
山梨県は蚕や水晶、宿場があり、比較的お金持ちの地域だったように思います。
貧乏な地域なら、静岡から馬がマグロを運んできても江戸からの出張者だけしか食べられないでしょ?けど、山梨は無尽があるくらいだから商業で潤っていたんだろうネ。江戸と同じように、寿司を食べたいよね。それが叶うほど、豊かな地域だったんだなぁ~
というわけで、甲州寿司という珍しいお寿司をいただきつつ、山梨の歴史を学び、時間旅行もしてきましたっ