2025.10.7 日税連が主催する、毎年10月の上旬の金曜日に行われる公開研究討論会。あらかじめ、論文をゲットしまして、読みます。
読み終わった!拍手~♪(自己満足)
研究発表会当日よりも前になるべくなら読んでおきたい。わたし、勉強熱心だから!えらいっ(と、誰も言わないから自分で言う)
第51回(2025年開催)公開研究討論会。今回は横浜で開催です!
東京地方会のテーマ:デジタル化社会における税理士の役割と~
今回も、納税者の権利利益の保護についてをテーマにしています!
8年前も納税者の権利をテーマにしてて、制度の東京地方会だったりと、税理士会ごとに得意とするカラーがあるんですね~。
私は東京地方会なので、馴染みがある話題が多くて論点には比較的付いて行けたかな。
テーマに興味が無くても、全部読むよ!
デジタル化の現状と税理士に増やされる仕事や知識が詳細にまとめられてました。経緯や国際比較、デジタル化推進のために参考にしたい外国の事例もあります。
事業者のデジタル化推進、電子帳簿保存法、電子インボイス、デジタルインボイス(ペポル)、ITツール、AI利用、税理士制度、税務調査など続きます。
論文では、納付書の送付取りやめなど、納税者の利便性を無視した扱いはヤダよとしつつ、全体的に税理士さんはデジタル化頑張れ、といった印象でした。
事務所運営のためのデジタルツールのお知らせがあったり。使い慣れれば便利なんでしょうから。
明治20年代から終戦後までの税理士制度と税務申告の経緯は、どこかで読んだかもしれないけど興味深く読みました~♪
租税教育は、税理士さんによって考えが違うからね・・・。
税理士会に建議権があることは名誉、というか嬉しいなと思います。頑張ろうと励みになります。
国税通則法の経緯が書いてあるのが興味深くて、珍しい気がします~。大事だけど、あんまり論文では見かけない気がするので。支部のコンメンタールあったかな。
質問応答記録書など、税務調査について研究があります。これからデジタル税務調査みたいのが始まるって聞くから、私のようなまちの税理士にはまだまだ関係ないと思いつつ、学ぶ契機になるのはありがたいです。
不服審判についても書いてあって、通常は実務で触れる可能性はほぼないけど、行きつく先を考えつつ、基礎資料を会計処理することは大事だなと感じます。
国税徴収法は、納税は税理士の仕事じゃないよと思うのだけど、納税者の権利という観点から始まり、書かれてます。ふむふむ~。
第二次納税義務について、今回も書いてありまして、8年前に書けば当たり前にみんな知ってるわけじゃないと思います。知ってる人は復習、知らない人や忘れちゃった人(わたし笑)は学びなおしが出来るのでいいね。
4節のプライバシー権は急にエッジが効いて面白くなりました笑
いいぞ!もっと言ってもらいたい!!
納税者の権利憲章について、外国でも類似のものがあります~から日本も作りましょう~へ続いてます。
平成23年に民主党政権になり、その時に税務業界にも大きな変革がありました。国税通則法もそうだし、民主党政権の後の自民党復活で政府税調の構成員が有識者になり公開化(最近は閉じ気味?もう廃止したのかな?)もそうかな。
あれは、民主党政権になって急に天から降りてきたわけじゃなくて、税理士さんたちがずっと言ってきたから一歩前進したんだと思ってます。地道な活動があるんだよね!
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私はデジタル化はやりたい人がやれるように仕組みを作るのは大賛成。それで、アナログがあると非効率だからといって、アナログ排除に拒否感があるな~。
最後のまとめで、納税者の利便性を置いてきぼりにしないでと書いてあってよかった。
明日、発表を見てから書き足すことにします。