住民税はどう使われているの?

川崎市の税収っていくらで、どう使われているのかな?

個人住民税の季節がやってきた!ぬぉぉ・・・という人も、音沙汰なしの人も、自分の市町村の税収がいくらでどう使われているのかを考えるのは大事だよね。

ついこないだ、枡形山展望台に行ってきたわけだけども、生田緑地の整備・保全には税金が使われている。いくら使われているのかな~とぼんやり思って川崎市のホームページをポチリと。

ところで、川崎市民は、平成29年5月1日時点で、150万人を50人超えた!おめでとう!武蔵小杉さまさまよ。

・川崎市一人当たり予算

さて、平成28年度のデータにはなるけど、川崎市民一人当たりナンボの税金が必要になっているのか、を見てみよう。

川崎市 一人当たり予算

川崎市HPより → http://www.city.kawasaki.jp/230/cmsfiles/contents/0000077/77884/005.pdf

川崎市では、一人当たり43万円ほどの運営コストがかかっている。

ところで、個人住民税が44万円ほどかかる人は、給与所得者の独身者だと、年収600万円位かな。

私はそんなに収入がないから、44万円も納税していないぞ・・・申し訳ない。これから頑張るよ。

ぶたっくすちゃん、市税徴収お疲れ様でした!

・・・川崎市民一人当たり43万円?子供も年寄りも非課税世帯も含めちゃってるんだから、所得を有する一人当たり市民税と考えたら・・・。市民税なので、企業からの税収もまぁまぁあるはずよ。工場などがあると、備品などにかかる「償却資産税」も川崎市の税収になる。

やっぱり、市民の頭数で割り込むと、数字のマジックみたいになっちゃうね。ただ、すごく分かりやすいし、疑問も浮かぶのでこういう資料はイイと私は思う。

この資料って、「税金が有効に使われている」感がある!

医療や福祉のために年間12万円か、そんなに使ってないけどお年寄りの税金のおかげで今の私があるんだし、とか。
子育て支援・学校運営に年間10万円か、子供は国の宝(将来の納税者)だから大事だし、とか。(国税で何とかしろ)
道路や公園・自然や区画整理のために年間10万円か、生田緑地は大事だし、とか、、、、

大義名分があれば、少しだけ「税金、しょうがないよね。大事だし」と思える。かな。納付書が届いた人とは意見が違いますか、そうですよね。

・神奈川県はちょっと住民税が高い

個人住民税の場合、一律所得の10%が徴収され、平成29年度は6%が川崎市へ。残りの4.025%(神奈川県だけ特別にちょっと多めに水源税というのが課せられている)は神奈川県に納入される。

ちなみに、多くの人は別途、個人所得税均等割が徴収されて、3500円が川崎市へ、1500円+300円(水源税)は神奈川県へ納入される。ふーん。

・川崎市の歳入と歳出

では、川崎市の歳入と歳出を見た方が分かりやすいかな、と探す。

川崎市 歳入H28
川崎市 歳出H28

川崎市HP → http://www.city.kawasaki.jp/230/cmsfiles/contents/0000077/77884/002.pdf

あれっ歳出がさっきのグラフと違うぞ。

さっきの、「市民一人当たり」のグラフには、職員や議員の給料という記載がなかった。

・数字のマジック

さっきの「市民一人当たり負担」のグラフは、いわいる使い道別にしているので、人件費がそれぞれの項目に入れ込んだんだね。部門別に配賦しているんだ。

例えば、健康保険・介護保険の係の人たちの人件費は「福祉費」へ。公立学校の職員さんたちの人件費は「学校費」へ、入れ込んでいるってことなんだろうか。

だから、歳出のグラフを見て「こんなに人件費が!!」とかいうのは違うと思う。ちゃんと調べてからの方がいいね。

このように、数字は見せ方で随分印象が変わるのだ

・住民税は大事

こう考えると、やっぱり税金は大事だよね。

部分的にみるとそうなんだけども、じゃあ県税はどう使われているのだ?国税だって徴収されていて、なんだかんだ理由をこじつけてるだけじゃないのか?税金を種類分けして、なんだかんだと誤魔化しているだけじゃないのか、とか思いませんか。

結局のところ、自分が負担した税金のトータルはおいくらなのかな?ということと、国の運営にはトータルいくら必要なのかな?ということを把握するのは大事だよね。

だから「年末調整は廃止!」という意見があるのかな。方向性が違うと思うんだけど、目的は同じ。

・ふるさと納税は国税にすれば

こうなると、ふるさと納税は住民税ではなく全額を国税で控除すべきなんじゃないでしょうか。そして、ふるさと納税を多く取得した自治体には、地方交付税を取得納税額の70%くらいをカットすればいいんじゃないの。

・住民税は適正に使われているのか

住民税の使い道が適正と思えるかどうかは、分からない。

この世の中に「これだ!」という答えはないんじゃないの。生活は日々変化するから、必要な予算も毎年変わるよね。税金の使い道は誰かがなんとかしてくれる、という受け身より、たまにでいいのでちょっと考えてみる方がいいと思うんだよね~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。