起業塾 レポその2

29.6.10 川崎市が開催している商人デビュー塾に参加してきた!全部で12回の3回目。

前回の2回目は支部総会とかぶって欠席。受講生同士がとても仲良くなっていたよ。竹内マジック炸裂だね。

今回は、お金の講義。一番難しいから頑張りましょう!の回だった。利益率・原価率・消費税の税抜税込の概念の辺りは、専門的で難しかった。けど、すごく大事なので、出席できてよかったよ。

・借り入れ準備の講義

結構深い話で、先生も講義に自信がある感じだった。数字の話は難しいんだよね。業種によっては、設備投資しないと開業できない場合があるので、借入の話はすごく大事。

計画書の作成では、自分の事業や強みを整理する大チャンス。自分で考えてみて作ってみて、私のような税理士や竹内先生に単発業務として相談して、融資を受けるのがいいんじゃない。

「数字の整合性がとれていなかったり、自分の事業について説明できないと印象が悪いです」確かに。

で、それは、いきなり本番だからグダグダの説明になってしまうんじゃないかな。事前に誰かに聞いてもらって矛盾点など指摘してもらったり、goodな部分を褒めてもらったりすれば自信もって説明できるんじゃないの。と、今月借入の面談に行った私は思った。

(過去記事)借入れをする → https://mina-office.com/2017/06/03/yuushi/

・資金繰りの考え方の講義

資金キャッシュフローの講義もあり、分かりやすかったね。セミナーでは、誰がどんな業種なのかが不明なまま、みんなに通用するように説明するので、難しいよね。実際のお金の流れを、預金通帳などで把握している税理士であれば、具体的な取引先の名前を挙げて説明できる。比較すると、楽してきたな、なんて。

売上金の回収日は2カ月後で、仕入の支払いは今月、という場合には資金がショートしてしまうので、計画的に考えよう。預金残高がなくなってから慌ててもどうしようもないよ。経理担当者がいても、お金の流れは自分で把握しておくべし。

・セミナーには出るべし

税理士なのにお金の講義に出るのか、あんたプロじゃないの?という意見もあるかもだけども。駆け出しの税理士こそ、お金に関する講義に出るべし。自分の未来の顧客は、このようなセミナーでこんなにも勉強している。自分の説明力の足りなさを講師から教えてもらってくるべし。

消費税の納税義務についてさらりと紹介があり、かみ砕き方や、伝え方など、全然違う。

税理士にとっては税金計算の専門家なので、もっとぐじゅぐじゅ説明したくなってしまう。こういうところは、試験組の税理士の残念な部分だなぁ、と反省。

・専門家だからって

専門家だから、詳しく説明しなくては、というのは間違いかもしれないね。必要な部分だけ、分かりやすく説明すればよし。

とはいえ、税理士には注意義務違反が付きまとうので、多くの場合にはどうしてもどうしてもクドクドと制度の説明をしないとならない現実もあるんだよ。

うーむ。難しい。

 

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。