29.7.19 横浜にて東京地方税理士政治連盟の定期総会へ行ってきた!未加入の人は、入ってね!支部で加入届出書に引き落とし口座を記載すれば終わり。初回は振り込みかも。毎月1000円払う権利がある
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1、税理士政治連盟は
・税理士会が強制加入だから、政治活動とは切り離さないといけないから出来た団体。
・課税の公平性のために税制改正のプランについて政治家に陳情するために出来た団体。税理士法についても改正を提案したこともある。
・政策の提言は納税者のため(との個人的な意見があり)
・税理士のエゴのための陳情はない。税理士の無償独占がないと課税の公平性は保たれないと無言のアピールになってる。(との個人的な意見があり)
・税理士会が作成した税制改正プランの枠を越えて陳情してはダメ。政治連盟とはいえ、単独行動はできない。縛りがあるだけ、公平性が担保される。
・私から見ると・・・
会費1000円を払って政治家に対して税理士会の作った税制改正プランを検討して欲しいと議員会館へ伝えに行く係。
税理士法1条に、「納税者の信頼に応え」とある通り、あるべき税法について考えて実現のために動くのが社会的使命だと思うんだよ。
といっても、政治連盟なんじゃそりゃっというポイントもあるよ。
2、税理士政治連盟のげんなりポイント
・税理士会の会費払ってるのに…
政治活動ということで、強制加入の税理士会の会費に含めてはいけなくなったの。南九州事件により。理屈は分かるけど。
・政治連盟の会費払って税理士会の決めた範囲でしか、動けないの…
税理士という職制上、理解できるし政治連盟が勝手に色々やることはよくないからしょうがないよね。会費払って下請けをやる。これいかに。
・強制じゃないなら入らなくても…
それはよくない考えよ。税理士のうち、一部しか参加していない政治連盟だと、いくら税理士会の手先とはいえ、税制改正要望の信憑性に欠ける。ちゃんと話を聞いてもらえない。
ということは、他人事だと思って未加入の自分が原因で公平性に欠ける税制がまかり通る、ということになる。政治連盟の会費はケチるとこじゃない気がする。
・政治活動という響きが…
理念に賛同するけど、政治活動って抵抗があるよ。実際になにをするのか分からないし。これは、内部に入って見るしかない。引き続きレポートするよ!
なんか、政治とか聞くと黒い感じ。政治=不正、みたいな感じしませんか。しませんか、そうですか。根強い政治家への不信感は、払しょくするのかな。
後援会?なにそれおいしいの?
何してるのか分からない…
私も分からない。引き続きレポートするよ!
3、税理士政治連盟いいところ
せっかく税理士になったのだから、税理士にしかできないことをやってみたい。よりよき税制を検討して実現のために動けること。
政治連盟に加入していることで、
「わたし、税法をめっちゃ勉強してるから税法の恩恵がっちり受けられるし、納税者の味方だから!」と自己満足できる。
ま、いいところはこれだけ。法律が実現するかどうかは、みんなが決めることだからね。
4、平成30年税制改正要望の建議書
既に決まっている。5個にしたみたい。
一、消費税の単一税率。インボイスはヤダ
二、所得控除の抜本的見直し
三、確認しとく
四、確認しとく
五、償却資産税は、期末の未償却価額とするなど簡単にして、最終的には廃止したい。
ほんと!?私もそれ思ったというのあるよ!やっぱりみんな思うんだね。
(関連過去記事)所得控除を税額控除に → https://mina-office.com/2017/07/10/zeiseikaisei-youbou/
(関連過去記事)固定資産税はおかしい。償却資産税はいらない → https://mina-office.com/2017/06/02/syoukyakusisan/
ということで、だいたい税理士政治連盟が考えていることは私も賛同する。変なのはないよ。軽減税率は色んな意見があると思うけど、色んな意見からそれを選んだんだから、文句ない。
償却資産税の廃止を陳情するかもしれないんだ。マジか、全国1.6兆円の税収をどうするのだ、と自分でも考えていたくせにちょっと不安になってしまうという。
5、感想
政治連盟に関わることは、税法の勉強になるし、実際の現実世界がどう動いているのかが分かるし、おもしろそう。税理士にならなければ、見れなかった世界。
私は政治連盟に期待したいと思う。私はヒマだし、納税者の感覚を共有したいんだよ。
・運営側は既に考えている
ヒマといえば、来賓の日税政連の会長(本会会長兼任)に、「仕事できた?まだないのぉ~?」と言われ、覚えててくれたよ。
「前回、”政治連盟のやってることは分からなくて、そんなことでは新人が加入しませんよ”と言ったとき、面倒くさかったから神奈川県政治連盟の会長にたらい回しにしましたよね」
と言ったところ「アハハ」とのお答えだったので、図星だったんだなということが分かった。
会計士税理士を含む税理士登録について、税理士法人の事業承継問題、ベテランと若手との温度差、税理士減少による会務のスリム化について、一方的に話してきた。どれも、本会で既に検討しているような感触だった。(詳しくは言えないんだと思う)
(関連過去記事)税理士会のオジサンは分かってない→https://mina-office.com/2017/06/26/zeirishi-kiki-2/
東京の税理士政治連盟会長とは、東京青税の定期総会で直接話を聞いたんだよ。「どうして正しいと思うことを話すのに、選挙の手伝いまでするのですか」と聞いた。眉毛先生も私を覚えててくれて、スピーチでもとても分かりやすい話をしてくれた。
・これからの関わり方
税理士政治連盟は、神奈川県山梨県は、みんな真面目な人たちで、議論がオープン。税理士会で重要事項は決まっちゃってるから、気楽といえばそうかもしれない。決まったことに対して、ああだこうだ、とだけ議論できるのはいいよね。
会議には、会員ならいつでも参加してよいから、是非聞きに来たらいいよ、と言ってもらった。
行こうかな。何をしているのか、知りたいじゃん。もしも疑問点があるなら、内部の人間として聞きたい。
定期総会へ参加してみると、ハードルは全然低かった。まぁ会務している先生方が会務を私に押し付けたいだけかも分からんけど。(多分そうだと思う!税理士の組織ってどれもそうだから!)
今のところ、黒い組織ではなさそうだけども、油断してはならぬ。
「税理士政治連盟というところ」への1件のフィードバック
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