課税三原則「中立」

29.10.17 神奈川で税制改正のお勉強。さて、課税の三原則とはこれいかに。

課税の三原則「公平」「中立」「簡素」

「中立」を説明できますか?

 

課税の三原則の中立とは、「税制が、個人や企業の経済活動における選択を歪めないようにする」by財務省 ものらしい。分かりません。

・措置法は、あっていい

「中立」の概念にそぐわないものに、措置法がある。と言われている。経済的活動の選択を歪めるからだって。別に悪くないと思うけど?

措置法を作って、

「税金が安くなるから自宅の売却はしないでね。小規模宅地」

「税金が安くなるから従業員に給与を多く支給したら?所得拡大税制」

「税金が安くなるから設備投資を行ったら?投資促進税制」

「税金が安くなるから複式簿記による記帳をしてBS添付して期限内提出したら?青色申告65万円控除」

と、選択肢を誘導しているのが措置法だよね。

なんか悪いの?

本法でも、社会保険料控除や寄付金控除、扶養控除、配偶者控除により経済的活動の選択肢に有利不利を付けているよね。(これらの税法に文句があるものもあるけど)

税制が、経済的活動の選択肢を後押しして悪いのであれば、なぜ上記のこれらがまかり通っているのだ?

措置法なんか、政治のためとか経済界からの圧力とかで出来るものであっても、納税者のための有り難い税法が多い。

「中立」は、措置法はダメとか大企業優遇だとか言われてるの聞いたことあるの。なんで?別に「中立」ってコレってこともなく、なんとなく存在しているだけの影が薄いコなんじゃないの?いらないコじゃない?

・これが課税の三原則「中立」

とある偉い人に聞いた。

私「中立って偉い人は言うけど、意味わかりません」

偉い人「トヨタは良くて日産はダメ、というのが課税三原則の中立、と考えたら?」

あ、なるほど。それが「中立」であれば納得だよ。けど、そんな風に読めないので、財務省や本などで当たり前に書いてある文言が間違っているのだ。

・脱 知識の丸暗記。自分で考えよう

つまり、課税の三原則は別に憲法でも税法でもない。なんか「偉い人」がそのように言うから常識と思い込んでいるだけじゃないの?

誰か教えてもらいたい。「アンタ知らないの?○○法の○条に書いてあるんだよ!」

それ言われるまで、私は「王様はハダカ」と言い続けるやもしれぬ。

税法は、おもしろい。

北風があって上着を握りしめた後、太陽が来ても、上着を握りしめておく。

旅は続く。

(関連過去記事)課税の三原則 公平性 などない→ https://mina-office.com/2017/09/14/kazei-gensoku/

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。