課税の原則 公平性 消費税

課税の原則は、「公平」「中立」「簡素」なんだって。公平性を考えよう。

消費税には、公平性がない。だから増税は思いとどまって。

・平成30年税制調査会の人、聞こえますかー。

消費税は一律5%にして、ぜいたく品は個別消費税導入を検討して、庶民の所得課税の増税はやめてちょうだい!税制調査会のエライ人聞こえるかー!

どうして現場に血(税)が流れるんだっ。

平成30年政府税制調査会では、給与所得控除の縮小、公的年金控除の縮小を検討してるって。(ここでほぼ税制改正の方向が決まる会議)

公的年金控除の120万円は死守お願い!マイナンバーで所得捕捉して年金の支給停止も一緒に検討すれば、お金持ちのお年寄りから間接的に巻き上げるこから!それがいいのかには疑問があるけどもっ。

個人事業主が不遇だわっと思ってくれるなら、事業主控除を導入して!てか、65万円控除があるんだよ。毎年、給与所得控除をジリジリ下げるって、どーなんだ。

所得控除が金持ち優遇なのはその通りよ。だから、所得控除は一律5%の税額控除制度(例:基礎控除38万円×5%=19,000円の税額控除)にしよう。

アイデアはある!消費税は5%にしよう!そうだそうだ、そうしよう。

2018年政府税制調査会に関するニュース 日経2017.9.8付 → https://www.nikkei.com/article/DGXKZO20905900X00C17A9EA1000/

(関連過去記事)給与所得控除。政府税調は安直 → https://mina-office.com/2017/09/09/kyuuyo-shotoku-koujo/

(関連過去記事)こんな年金制度がいい → https://mina-office.com/2017/09/04/nenkin-teishi/

・課税の原則の根拠

ところで、「課税の原則」ってどの法律の何条に書いてあるの?経済学者などのエライ人が言ってるだけ?

財務省ホームページに、課税の原則が書いてある。→ http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei2507/01.htm

・「公平性」

課税の公平性。公平な課税は、まだない。何を基準に公平なのかを測るのか、という観点からすると、みんなが納得する公平な課税を常に模索するしかない。

どんな観点だと、税が公平だと思いますかと、アンケートしているのか?小野寺調べだと、全然公平だと思われてないよ。

どっかのエライ人が、なにかしらの統計を見て各個人の事情や感情を無視して数字だけで語った公平性なんか、血の通った公平性ではないんだぞ

と、いう訳で、税理士にもっと納税者からの意見が集まるといいと思うの。そうすれば、一時的な感情的意見などを排除できるでしょう。

「これだ!」というアイデアは、さっきすれ違ったような普通の国民から出る。賢い羊から、意見を聞くのは税理士が適任よ。

(関連過去記事)賢い羊とは → https://mina-office.com/2017/09/11/hitsuji/

・垂直的公平

「垂直的公平」と言って、所得が多い人から多く税負担させる。理屈は分かるけど、所得控除のように所得が高い人ほど恩恵を受ける税制がまかり通ってるのかおかしいよ。個人の所得税の累進税率で実効税率を計ると、税率負担はそんなに急激には上がっていない。

金持ち批判を避けるために、「垂直的公平」という言葉が使われている?

本当の税と社会保険の負担を計算すると、収入の比率ではそんなに大きく差が開かないよ。納税金額のインパクトは、あるけどね。

・水平的公平

水平的公平とは「コメ買える金があるなら税金も負担できる」という考えからのもの。

経済力を担税力として税金を課します。だって、買えるカネがあるでしょ?というのが水平的公平。意味不明。誰か教えてもらいたい。

消費税を徴収する時にこんな言葉が使われた。読んでも全く理解しない。こじつけに過ぎない。水平的公平なんてありません。

消費税導入時の3%ならまだ、頑張れたけど10%の消費税率だと厳しいよね。

導入時も、「子供に負担させるのは可哀想」とか言っていたよね。こういう意見を封じ込める観点から、次の「世代間の公平」という言葉が生まれたんだろうか。

・世代間の公平

「世代間の公平」そんなものはない。これから、日本経済が落ち込む前提で煽っているだけじゃないの?国債発行をじゃんじゃか、やっておいて、後から「今の子供が可哀想だからお金ちょうだい」。

「子供の教育はタダにしましょう!年寄りの年金は減らしましょう!現役世代の場合には自分の学生時代教育ローンを払いながら税と社会保険料をたくさん負担しつつ、将来もらえる年金は減ります。なお、消費税はどんどん上がるのでよろしくね」

というのが、「世代間の公平」でしょうか。私の代で終わるという保証はあるの?その手口、今の子供が現役世代になったらまたやるんじゃないの。

てか、私の世代って、年とって年金生活になったら生きていけるのかな…。

・・・。そうならぬように、最善策を模索するんだ!オーッ!今日もブツブツ言いながら、旅は続く。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。