こども街づくり ミニたまゆり

30.2.23 川崎市麻生区にある田園調布学園大学では、官公庁と協賛して毎年2月にイベントを行っている。

・ミニたまゆり

こども街づくり、ミニたまゆり。詳細はこちら → http://minitama.jp/index.html

おっさん女子、アップルパイおじさんが教えてくれた話。(関連過去記事)→ https://mina-office.com/2018/02/23/apple/

いわばキッザニアの行政関与バージョンて感じ。相当面白そうだよ。

今回はミニたまゆりイベントの紹介をしたいと思います!行ったこともないのに!

事前に参加申し込みをする必要があるよ。一人500円で、5歳~15歳の子供が対象。大学生がイベント開催していて、それを多少補う形で大人が関与するような形式をとっているみたいだった。これは、運営側の大学生にとっても大きな宝物になるよね。

1、まずは市民登録せよ

ふらりと遊びに来る人はダメです!メンバーズオンリーのまち。

最初に市民登録ってところが役所っぽいよね。なんか行動を監視されている感じがするぞ。

リアル社会では、市民登録しなくても、国内ならパスポートなしでどの街にでも行くことが出来るというのに。

しかし、この後、市民登録の大事さも分かるスキーム。就労ビザみたいなもん。

2、ハロワで職探し

市民登録のカード、いわいる現実社会で言うところの「住民票」「マイナンバーカード」的なものを提示して、職を探す。

職業はたくさんあるみたいだよ!

HPによると、市役所、税務署、清掃局、自衛隊、消防隊、郵便局、銀行、病院、人助け、クレープ屋さん、カフェ、パフェつくり、ミサンガ作り、ネイルサロン、カメラマン、名刺作り、ポップコーン屋さん、アナウンサー、市長(事前申し込み制)などなど・・・。

こどもの国「ハロワ」では、職場による人気指数が表示されていて、待ち人数と混み具合が一目で分かるようになっている。

えり好みしていると、いつまでも就職できない。希望しない職場でも楽しみを見つけて頑張ることも大事よ。たいていのことは、自分の思い通りにならないのだから。

ジョブ選択では、楽な仕事を・・・・と大人は思いがちだけど、あれはよくないよね、とのアップルパイおじさん談。

確かにね。けどリアル社会では公務員がいいと思うわ。倒産しないし収入が安定しているし。

3、就労体験

晴れて順番が来たら・・・なのか、仕事に就くときは「マイナンバーカード」とタイムカードを提示。遅刻すると減額される。退勤時にも、タイムカードを提示。

一般的には退勤時、という言葉になると思うけど、こどもの国だと仕事をやめるという表現になっている。聞こえが悪い感じが・・・。

30分で仕事をやめる、というのがイメージが悪くて・・・。そういう、固定的なイメージを払拭しないとならぬよね。終身雇用制度は彼らの時代にはない、ということかもしれない。ジョブチェンジが普通の時代へ。

さて、30分働くと、現地通貨の4ユリーがもらえるみたい。1つの職場では、最大120分までしか働けないシステム。

新百合ヶ丘だから、通貨が「ユリー」なんじゃないかと名推理を致しました、ええ。

4、給料をもらう

どんな職業でも給料は一律です。さらになんと日払いです。タイムカードと給料明細とを引き換える場所があるらしく、退勤後10分以内に取りに行かないともらえないという・・・。

なかなか厳しい国だね。勤労の対価の受取に期限があり、宥恕規定もないのですか??勤労債権が10分で時効だなんて、弁護士の出番でしょ。えっ弁護士などの士業の仕事はないのですか、そうですか・・・。

さて、給与明細をゲットしたら、銀行で現地通貨のユリーをもらうよ。

30分で4ユリー。HPの映像を参考にするとクレープが1ユリー。クレープの時価相当額が概算で300円。300円×4ユリーは1,200円。30分働いて1,200円。

時給換算で約2,400円!(推測)

おおっ高給取りですなっ!ま、現実世界だと労働基準法に違反だからそんなもんかもね(負け惜しみ)

5、納税

こどもの国では、銀行のすぐ近くに税務署があり、給料を換金したら即税務署へ納税に行かなくてはなりません。なんせ換金しているところを目撃されているのだから、とりっぱぐれはない。徴税コスト安い!

!!

そのために、職場から直接給料をもらわずにタイムカード引き換えシステム!

社会主義国かっ

しかし、一旦は給料全額を納税者に渡して、その後納税する仕組みにして申告納税制度の租税教育を行っている・・・。フム。

第1回では源泉徴収制度を導入したけど、リアルな税負担を知ってもらうべきという考えから第2回からは申告納税制度に切り替えたらしい。

気になるこどもの国の税率は50%!高いな!以前は33.33%で、リアル感を出していたけど33%の計算が難しい子供もいて、税務署(職員もこども)でトラブル多発したので税金を値上げしました♡

らしいよ。

税率が高い、という声もあるみたいで、仮想国家だからむしろ、いいかもね。

いかに税金を安くして社会をまわすか、という観点を持つべきだ。これこそ節税!(ドヤッ)

このように、税の仕組みがシンプルだと、税理士はいらないの。みんなが望む税の仕組みがそういう姿であれば、税理士という職業の存続に固執することはない!と私は思うのだけど。まぁ、現実では公平性の担保という観点から税理士制度の廃止はまだまだ難しい。

話しが逸れたけど、こども国では給料の半分が税金というシステム。30分働いて4ユリーをゲット、すぐに2ユリーを納税。残り2ユリーで生活費を賄う。クレープが2つ食べれらるね。

なかなかリアルな物価かもしれない笑。よく考えられているよね。

子供はガッカリするかもね・・・。悲しいかもしれないけどこれ、現実なのよね。税金のあり方を、考えてもらう。

どんな社会がいいのかを考えるべきよ。

6、消費

納税が終わったらお疲れ様!手元に残ったユリーは、自由に使ってOK!食べ物やゲームに使えるよ。

貯金が好きなあなたには、30ユリーまで貯めて通帳を作るのがいいみたい。来年に繰り越せるらしいよ~。けど、使っちゃえ★

7、こどもの国のルール

買ったものを人に売るのは、なし。ユリーの貸し借りは、なし。けんか禁止。

だいたいこんな感じ。いわいる不労所得はNGという考え方によっている。

イベントの趣旨から考えると、そうだよね。

8、おまけ 民主主義体験

こどもの国では、議会体験のほか裁判体験も行われる。

被告人と原告、検察官は大人(おそらく大学生)が担当。弁護士はいるのかな?

裁判官はこども。HPの映像によると、有罪か無罪かをこどもが手を挙げて意思表示する。理由も聞かれるよ。

有罪か無罪かは多数決で決まるみたい。活発な議論が行われるみたいで、びっくりしたよ!こういうのってあるべき民主主義って気がするけど、どうなんでしょ。

現実社会に置き換えてみる。国民裁判官って法律の素人が判断してしまうから人気や感情に左右されてしまうことも多いという問題点もあるよね。プロの裁判官は必要なんだろう。

裁判官体験は、自分の心の正義と向き合うことができるし、自分の意見を述べたり反対意見を聞く体験になる。大事なことだよね。

9、おわりに

今回の研究を通して、これからは自分で社会を築くんだという教育方針があってこどもたちも楽しんでいるみたいだった。今のこどもたちが頼もしいよ!

今の大人たちは、誰かが何とかしてくれると思っている。私もそうだけど、甘えてるところもあるんだよね。これからは、今の主体性のあるこどもたちから教わり、教えあっていけるといいね。

私が子供だった頃と、明らかに違う教育が行われている。私にはこどもがないけれども、私と同世代のママさんは小学生や中学生のこどもを持つ方が多いよね。

自分の時代の教育と今の教育との違いに、付いていく親も大変だよね。

「これがいい!」という教育論も各家庭によって違っている。また、違っていていい。

私の世代くらいだと、まだ「人に合わせなさい」という教育が施されていたので、私は建設的に議論するということがあんまりよく分からないんだよ・・・・。人って、自分の意見を否定されると、怒っちゃうからなぁ。

なかなか、難しい。どこかのこどもに相談しよう。

 

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。