川崎工場見学レポ リサイクル施設

30.6.6 川崎商工会議所主催の、川崎市にあるリサイクル工場の視察に行ってきた。工場セラピーで癒された!

13時に川崎駅にて集合し、貸し切りバスで44人で大移動!川崎市登戸から梨農家を通って南武線で川崎駅まで。農地から工場地帯に30分で移動できる川崎、おそろしいこ!

1、かつての公害の街 川崎工場

川崎市の臨海部(羽田の隣)には工場地帯が広がり、かつては公害をまき散らしていた場所。今は、その反省(?)をふまえて環境を重視して頑張っている、とのこと。(テレビでの市長談)

バスは、川崎駅からほどなく大きな道を走り、関係者以外は入れない工場内へ潜入!車窓の外は工場パイプがズララララ~っ。

なんでしょう。工場って素敵すぎる!工場の夜景ツアーも是非行きたい♡

それにしても、広大な工場地域は監視カメラこそあれど人はいない。海に近いので金属はサビており、廃墟感が♡

ああ、カメラ小僧したかった・・・。無念である。

2、昭和電工 工場へ

昭和電工KPR けぴあちゃん

さて、バスは最初の目的地である昭和電工のプラスチックリサイクルセンターに到着。映像を見て、社員の方が説明をしてくれて、会議室の隣のリサイクル施設を眺め。

リサイクル施設は手作業がないので、機械が24時間動いているらしい。

リサイクル施設

昭和電工は、わたしのような川崎市民が週に一度出す、プラスチックごみを分別してアンモニアと水素に分けているらしい。

そして、その水素を(東芝などと協力して)なんとエネルギーに変換し、羽田川崎を結ぶ予定の橋近くの東急REIホテルに卸している。水素ホテルでは、全体の電気の30%を水素エネルギーにて賄っているんだってさ~。環境によいらしい。

昭和電工KPR HP → https://www.sdk.co.jp/kpr/about_kpr.html

水素を作っている、ビル20階ほどの高さの施設も車窓見学。雨が降っていなければ写真を撮れたのに・・・。くぅっ。水素作成施設は見るだけでテンションが上がるヨ!上記昭和電工KPRのホームページに載っている。

けぴあ

ちなみに、非売品のお土産でもらった「けぴあ」ちゃん。

じわじわ来る可愛らしさ。

KPR(かわさき・プラスチック・リサイクル)

の頭文字を取って名付けられるという短絡さ。背中には資源と希望を背負っている。(ドヤッ)

メガネけぴあちゃんと巨神兵
工場萌えの気持ちをおすそ分け

3、JFE 家電リサイクル工場へ

次は、JFEのリサイクル施設へバス移動。立地条件もあると思うけどもJFE敷地内の道路は広い!完全埋め立て地なのかしらん?昭和電工よりも更に海に近いので、パイプの錆び加減も年季が入っていて工場好きにはたまりませんね。

昭和な感じがっ気分が上がるわ~♪

JFEでは、まずは1階の家電リサイクル工場を2階から見学させてくれた。なんと、人力です!めちゃ原始的な感じ。

工場内には10人以上の職人さんが作業。手際よく洗濯機(分担制)とテレビ(完全担当制)を分解していたよ。写真NG。

洗濯機はドラム部分に塩水が入っていてこれを下水に流すと環境によろしくないため処理している。洗濯機のフタとボタン部分も分解し、環境に悪いもの・リサイクルできるものに手作業で分別していた。

我が家も数年前に洗濯機を買い替える時にリサイクル券を購入して古い洗濯機を捨てたけれども、リサイクル券無くした~と思い、「超大事だから無くさないでね、絶対に!」と最初から警告していたヤマダ電機に迷惑をかけるという失態をした黒歴史を思い出したわ・・・。

稀に違法な業者が洗濯機を回収するらしいけれども、外国に売ったりそこらへんに捨てたりされないよう、きちんと家電屋さんからの指示に従いましょう。犯罪ですからぁ。

テレビの解体は完全担当制。職人さんが1人で1台を分解する。前はもっと部品が多かったんだけれども、リサイクル法の関係でメーカーもリサイクルに協力的になり、部品を減らしてくれたんだって。洗濯機よりシンプルで、数分で1台が終わる。

テレビの内部ってこんななんだなぁ~と思いながら手際の良さに見とれる。

・・・家電リサイクルって、原始的なんだなぁ・・・。これは作業が複雑すぎて機械化が無理なんだってさ~。工場内には「頑張り度評価」みたいなホワイトボードがあったり、チャイムがあったりして面白かった。

わたしと同じ人が、専門知識をもって行う作業だから、身近に感じるよね。

このように、額に汗して働くのが本来の姿だよなぁとか思う。夏はエアコンのリサイクルがめちゃ増えるので、残業や休日出勤で乗り切るんだって。8時から17時が定時。交代制としていないらしい。

なお、家電のリサイクル料は、人の手間とリサイクル部品の買取価格との差額らしい。そんなに儲かる仕事ではなさそう。

4、JFE ペットボトルリサイクル工場へ

さて、JFEでは見学者用の上着とヘルメット、イヤホン、工場眼鏡・軍手を貸し出し。なにこれ!JFEが大好きになりました。

ヘルメットをかぶる際には、事前にアタマに紙帽子をかぶる。髪でヘルメットがズレちゃうのを防止しているわけですねぇ~。ズラの人はどうするのか。

JFE 見学セット貸し出し

JFEは基本的に撮影NGですが、「ここなら撮っていいよ」と許可をいただいた、プラスチックリサイクル工場で記念撮影。(嬉しい)

JFE工場にて。工場メガネまでしていますが、見学は全然危険な感じはない

 

 

ペットボトルリサイクル工場内は、完全機械化されているようで現場作業員の気配なし。監視室はあるので、人はいるんだろうけども。

無人に見える工場内には、床から蒸気がもっさり立ち上り、「おおっ!工場感!」と思いながら「償却資産税はなんぼだろう」とふと思いましたわ。(大法人は固定資産税の強化法・措置法の適用による税制優遇制度は適用除外だからありません)

JFEでは、ペットボトルリサイクルにより、ペットボトルをペットボトルに再利用を行っている!マジ?衛生面大丈夫ですか、と聞いたところ、「万全の体制で臨んでおり(省略)大丈夫です」とのことです。

ペットボトルを捨てる際には、ペットボトルの中に竹串や爪楊枝などを入れないように気を付けてください。稀にペットボトルの中に乾電池を入れる残念な方がいるようです。大変なことになるらしいので、絶対にやめましょう。使用済みの乾電池はペットボトルではなく、ビニール袋などに入れましょう。

塩ビはリサイクル出来ないらしいけど、素人では見た目分からないから協力が難しいね。

5、工場見学まとめ

工場にいる時間は、マジ最高な時間だった。わたし思うけど、工場って生きてるよね。アニマルセラピーならぬ工場セラピーを受けてまいりました。

今日は笑顔で眠りたいと思います

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。