30.6.29 とある一社)の農業体験企画作りセミナーへ行ってきた!@八王子
・参加のきっかけ
私は農家を目指している訳ではなく、農業関連ビジネス参入の予定もないのですが。セミナーの内容が楽しそうなので参加してきたわ。
農家の販売流通・まちづくりと農業・農福連携・企画作りの全4回開催。私は2回分参加。
今回は、講義予定の章立てが多くてね。いくつか聞きたいのがあると、なんとかして行きたくなっちゃうよね。章立て羅列はナイスアイデア!司法過疎サポートのチラシの時も思ったけど、いくつかの羅列ってとってもいい。
農業体験企画は、税理士業務に直接関係ないわけだけども。(事業計画策定とかには少し応用できるかも?)
税理士なのだから、市場や国民感情や事業主についてリサーチするのは当然だ!それに、こっちの勉強の方が面白い(あっ!怒られそう)生きた税を学ぶことは大事ヨ。うん。
・開催している組織
こちらの社団法人は、若手の新しい視点で農家と消費者をつなぐという役割を目指して活動している。理念が農家さん寄りで、金儲けのニオイを嗅ぎつけてやってくる大人たちにとっては、アラサーの純粋な想いにやられること請け合い笑
若い人独自の感覚と昔ながらの農家との接点は、多い気がしたわ。「楽しいことをしよう、そうすればみんなもハッピーになれる!」というような基本的な感覚は、農家さんのスピリッツと一致するんじゃないかと思った。
(私も若いけどね!)
・農業ビジネスは公益性が大事
農業はここ数年で規制緩和が続いている。昨日の生産緑地法2022年問題の勉強会でも各士業の先生から教えていただいたけれども、理念もなく金儲けのためだけに農業に参入してくる業者に注意しなければなりませんね。
本来、資本主義だからそうあるべきなんだろうけど、農業に金儲けだけ持ち込むのはそぐわない気がする。
農地法の考え方とケンカするんだよ。日本は、国土の35%程度しか耕せないから、土地は貴重なの。そして食べ物は大事。民間業者が潰れようとも、国民を食わせなければならぬ、という考え方が優先されていると思うんだ。
・講義から学んだこと
講義内容はとても面白く、たいへんためになりましたわ。行って良かった。
私は、偏っているなぁ、税金しか見えていないんだなぁと反省して帰ってきたわ。異業種、というか他人から教わることの多くは本に書いていないよね。
私はレベルが上がった!懇親会で話を聞いていた時、レベルアップのファンファーレが聞こえたよ。(店員を呼ぶピンポンだっただけかも)
実際の農業体験を開催するにあたって注意する事項などのお話もあり、一見私には関係がないのだけれども。だけれども、だ。
思いがけないアクシデントの対処法や実際に開催した反省点などを聞くと、自分が普段どういう目線を持つべきかということを考えさせられるね。
アドリブ力って重要ってこと!
「自分の思い通りには、ならない」という当たり前のことを、税理士はもっと意識しておくべきね。数字を扱う仕事をしていると、100円はずっと100円という事実だけしか見なくなっちゃう。だけれども、数字の向こう側にいるクライアントは人である。
・初心忘れるべからず
申告書を作って数字の根拠を追ってばかりいて、自分の理念というのか、何のために独立しようと思ったのか、という根本を忘れがちよね~。
ところで、今回最もヒットだったのは、「自分のやりたい企画と市場ニーズの企画とを分けて考えるのがよい」という話。
そうだなぁ。先輩税理士さんも言ってくれていた、「金にならない仕事が出来るのも独立開業の良さ」ってやつだ。
・・・しかし、理想だけでは飯が食えぬのも事実!
今回、理念を全面に押し出して少しずつ模索しながら成功したり失敗しながら紡いでいる彼らの姿から、学ぶものは大きかった。
仕事につながる何かを得られるかな~と参加した、夜行性の私には、ちょうどよい日光浴になりました。