インドの経済・労働事情。税制

インドを妄想旅。インドの経済と労働事情を考え、インドの税を学ぶ。

・失業か低賃金かの選択?

インドは、人が多いから人権とか考えられてないのだろうか?

労働基準法などいらぬ!という世界なのだろうか。

だから、「安くしまっせ!」という戦略で工場を作って世界から受注できるのであるし、インドの貧民の仕事を作ることができる。

日本の自動車メーカーも、インドに工場があるよね~。

・機械より安い労働力

多分、機械化の営業も来ていると思うけど、投資より「安い人間を購入して」、動きが悪くなったら取り換える仕組みの方が安くつくんだろう。

インドは人がたくさんいるから。11億人もいるから。別にあなたじゃなくてもいいし。そういう国らしい。まぁね、家族映画じゃないけど、一人っ子の方が大事にされるからね。

・経営不安定、設備投資リスク

それに、いつ他の国に受注を奪われるか分からない。結局、外需に頼ってしまうということは、為替変動や国際情勢で左右されてしまうから、国内産業よりもチャンスは広がるけどリスクは増えるのよね。

そうすると、借金して多額の機械を入れて・・・なんて設備投資はする選択肢が浮かびづらいのかもね。

・人員を削れば

映画では、買い付けの人が「ディスカウントさせればいい」と言っていた。

買い付けの場面でディスカウントされてしまうと工員の人件費が削られてしまうよね。10人でやっていたのを、9人で回させるってことでしょ。で、案外9人でまわっちゃうんだよね。そうすると、「なんだ、9人で回るんじゃん。もう一人減らしてみる?」みたいなことになっちゃうんだよね~。

まずは勇者9人を称えようよ!てか、1人辞めさせたことの9人のモチベ減少って取り返せないよ?それとも見せしめで1人辞めさせた感じ?・・・なんかリアルに怖い話してゴメン。

・安売り合戦の犯人は

ふと考えたら、私は安い商品を買うので、それが巡り巡ってインドの工員の賃金に跳ね返っているのかな。

でも、私もお金ないし。

そうなると、消費を回すのが先か給料を上げるのが先か、私の給料と工員の給料とどっちから先にあげるのか、というケンカが始まるよね。困ったなー。貯金もしたいし。

・インドの税制

インドでは、法人税・所得税・消費税(VAT税)がある。他に、利子・配当には源泉所得税があるみたい。以下、テキトーだけどまとめてみたわ。

(ジェトロHPより インドの税制)→ https://www.jetro.go.jp/world/asia/in/invest_04.html

・インドの法人税

インドの法人税は実効税率が25%~30%前後。外国法人の場合の税率は40%!(別途、健康教育目的税がある)

インドには法人税の軽減税率制度があり、選択制度となっている。税金が安くなるのに、選択制度なんだね??別表付けないとダメとかそんな感じ?それとも、「納税の権利」という観点から、多く払うことを出来るようにしているんだろうか?MAT税という謎な税の仕組みの関係からなんだろうか?

まぁ、いいや~。

インドにも中間納税制度があります。

インドの法人税はみんな3月決算で、申告期限は9月30日らしい。なお、期限延長制度で11月末日もOKだってさ!どの国も似たようなものがあるね。個人も3月末までを課税期間として7月末が申告期限。

・インドの所得税

個人所得税は、ゼロ税率を含む超過累進税。たとえば、年収160万円の場合は18万円くらいの所得税。実効税率11%ほど。

インドの給与水準てどうなっているのか?グーグル先生に聞いた。

インドの大卒(全体の5%ほどしかいない)の初任給が45,000円ほど。

インドは、収入の格差があるので平均値があてにならないんだってさ~。

・ドミノピザで働きませんか!

インドのドミノピザで働いた場合の月収は25,000円、ドミノピザのマネージャーの月収は40,000円ほど、らしい。

インドのドミノピザでヒラで働いた場合の年収は30万円で所得税は2,500円。実効税率1%だね。

食べ物の物価は日本の半分~1/3くらいみたいだった。

インドの屋台メシは35円ほどから、一般的には一食100円くらいと考えていていいみたい。100円×一日2食×30日=6,000円が食費ね。ドミノピザで働いたら、エンゲル係数24%ですね。

・所得控除、源泉徴収制度

・・・ドミノピザから所得税の計算の話に戻りまして。

プア層シニア割あり、医療費控除あり、社会保険料控除は上限有り。「貯蓄分は控除可能」はもはや意味が分かりません。

分かったことは、インドは基礎控除を税率の方で考慮していて、扶養控除的なものはなさそうだった。

ブラックマネー法だのIDS法だのありますが、要するに無申告の罰金が高いってこと。

源泉徴収は利子・配当にあり(実質、配当には0%、支払い側が15%の配当税を負担するらしい。謎い)、使用料にも源泉徴収があり非居住者の税務も適用。租税条約もあるけど10%の源泉徴収がされるらしい。書類が必要そうね。

・インドの消費税相当

インドは2017年から新たな物品・サービス税(GST)を設けたみたい。資産の譲渡・役務提供などに適用、日本の消費税よね。リバースチャージが云々って書いてあるわ。

さぁ、難しい話になってきたので終わり。バタリ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。