新設法人説明会に参加!@講師

30.10.3 法人会が主催している(と思う)、新設法人説明会を税務署と一緒に説明を行ってまいりました~♪

「新設法人説明会に参加」といっても、私は法人側でなく、講師側として参加。

この数日、原稿を考えては消し、読んでは作り替え、あっちウロウロこっちウロウロと右往左往した数日であった・・・・。

終わった!60分なので、原稿を縮めて55分にしたはずが、なぜか当日は30分で終わってしまった。

あれっ!時計狂ってる???

追加で少し話をしたものの、参加者がつまらなそうで申し訳なくなり、40分ほどで切り上げてしまった。気が弱いな!結局、解散後の質問などがあり50分間の仕事だったかなぁ~。

カワイソウと思ったのか、一般的なのか、税務署長室で30分ほど世間話をしてもらう、という。

1、講師剪定

私のいる川崎西では、2カ月に1度の頻度で行われている新設法人説明会。

法人会から税理士会の支部へ講師依頼があり、我が支部では立候補者を募り、抽選で講師を引き受けることができるシステム。

私は今シーズンは2つ(かな?)立候補し、1つは落選して今回のは当選。

やりたい人がいない支部では、状況が違うのかもね~。

講師として説明する内容は、我が法人会支部では納税者に配るガイドブックを中心でヨロシク、くらいのざっくりした感じ。

なので、ガイドブックと関連する、注意点などをメインに説明出来たらいいな!と原稿を練ったわ!スベったけど!

2、参加者

だいたい、設立して数カ月くらいの会社さんが来るみたい。今回は11名の方が来てくれた。年齢層は20代~60代くらいでバラバラ。業種はまったく分からない。

雰囲気として、「今回で全て勉強しつくすぞ!むはー!」というガツガツした感じの人はいなくて、静かに聞いてくれている感じ。

3、会場と当日の流れ

税務署の会議室で行われた。法人会の支部によっては、別途会場を借りたり、ということもあるみたい。新設法人が多い支部だと、そうなのかもね。

最初に法人会と税務署の法人担当の方の挨拶が数分あり、税務署の方が届出書などの事務処理関係、消費税の仕組み、源泉所得税の流れ、を説明する。

もちろん、一回聞けば分かるようなものではないけども、聞いたことがあるのとないのとでは、全然違うのではないか?

今日の会場は温度が寒くて、上着を羽織る参加者もいた。

この後、休憩をはさんで、私(税理士)の説明だ!ひょ~♪

と、意気込んでいるが、この後会場を更にヒンヤリさせるとは想像もしなかったのであった。続く。

4、講師の内容

次回以降(懲りずに!ブラックリスト載るまでは。)の注意点は以下の通り。

(1)挨拶

自己紹介。場所と名前を述べた。

去年、私は会社を設立したので、ほぼ同期ですね、色んな雑務があって大変ですよね~は好感された気がする。事業主が、大変なのは自分だけではないんだ、と思ってもらうことって大事だよね。

(2)税とはなにか

税金について思うことはそれぞれで、答えはない訳であるが・・・。

他人に対する権利侵害につながるから適正な納税をしましょう、という話。他人も納得できる、自分本意ではない税金計算をしましょう。税は公平性を大切にしているんですよ、という話。

租税法律主義と国民主権について触れ、納得いかないルールでも守ること・税法は改正できることをお話しした。

過度な課税を防止するためにも証拠保全は大切、しかしどこまでが「ワガママな計算」なのか「認められている計算」なのかの境界線は税理士でも判断に迷う、という話。

ルール以上に税負担する必要がないということも強調したつもり。

で、結局は会社の状況で左右されるから、まずは胸に手を当てて考えてみて、という・・・。租税法律主義といえど国民主権だから微妙な経費については結局は倫理観大事、という結論になった。税理士さんに怒られそうだが、ドンマイ。

会場の静まりかえり感たるや。(しかし、大切なことであるので伝えておいてよかった)

(3)ガイドブックの内容

各論点の参加者の反応は以下の通り。

・欠損金の相殺→ イマイチ

・均等割り→ 良さげ。金額と納付期日は話してよかった。

・償却資産税→ ダメ

・法人は自主申告が厳しい、税理士関与が88.7%→ 最初の3年は帳簿作成と税の流れの把握を優先して、というあたりは反応がよかった

・手元現金がなくても課税→ 良かった。特に、納付期限間際で慌てるケースがある、というあたりの反応がよかった。売上計上時期の説明では、ラーメン屋とエアコン修理屋さんの例えはよかった(願望)

・法人税等の見積もり → 利益の25%~30%は税金、というざっくり感は反応が良かった。

・期末在庫の話 → ダメ

・役員報酬 → ほぼ省略した。ページに印をつけてください、と言ったのは好感された

・減価償却 → 期末間際のしくじり事例は反応がよかった

・交際費としてキャバクラ代の取扱い → よかった

・源泉所得税 → 特例納付の反応はダメ。某社の追徴数億円は好感された。ダイレクト納付はもっと勧めるべきだった

・消費税の納税義務 → ダメ。基準期間が2年前である理由の説明は会場が冷えすぎて風邪ひいた

(4)延長戦

時間が余ったので、少し余談を。当初、原稿に織り込んだけれどもボツにした話をした!色々、考えておくものだよね~。

・パスモチャージの取扱い → 私の場合と営業さんの場合。チャージ金額を経費にしてよいのかという判断基準をメインに。実際の出金伝票を見せながらの説明は結構反応がよかった

・会計ソフトの選び方 → 結論がないのでグダグダ。言ってる自分でも意味不明でほんとすみません。色んな種類があるということは伝わったはず。クラウド会計は業種によります、という話。固有名詞だせず。税理士の使っているソフトがよいのではないか、という話。

・扶養控除等申告書 → 架空人件費排除のため、住所と名前、生年月日は本人に書かせてほしいと説明。なぜなら、その用紙を見ながら源泉徴収票を作るから、という説明。反応はいまいち。

・給与ソフトの話 → 税理士事務所がやってしまうので自社の場合がよく分からないけれども、計算はソフトがやってくれる。従業員2~3人までであれば、手書きで対応できる、と説明。反応はいまいち。

・記帳の話 → 申告期限に駆け込むと、対応できないことがある、誰でも記帳はつまらない、というあたりは反応がよかった。

(5)反省

せっかく時間があるのであるから、価格の決め方や重加算対象の話、レシートをどうすればよいのか、保存の邪魔くささ、法人の行く末、の話をすればよかったわぁ・・・。引き出しが足りなかった。

税理士に相談してください、と何度も話したが、相談方法やコストについて言及すればよかった。隣町の税理士に頼むのもいい、という話やスタートアップこそお金をかけるべき、という話、最安値から適正相場という話をすればよかったなぁ。

(6)今後に生かすべきこと

原稿を作って読み上げたので、反応を見ながら話が進めることができなかった。

さすがに60分なので、自分の能力的に仕方がないこととはいえ、もう少しゆっくり話せばよかった。

原稿は、セリフそのままではなく、タイトルの列挙にするなどすればよかった・・・。

ホワイトボードがあったので、こちらを活用すると反応がよかった。

実際の光景が浮かぶ話は反応が良かった。ラーメン屋やパスモ、しくじり事例などだと身近に感じてもらえるようだった。

我ながら、パスモチャージとキャバクラ交際費は、実際の取扱いと税に対する考え方を一緒に説明できたのでとてもよかった。

税理士から見た現場の声、という話は反応が良かった。

事例は反応が良く、会社さんがどういうことをすればよいのか、ということを具体的に述べると反応がよかった。

伝わっているかどうか・来場者の興味の深度は原稿を読むのではなく空気を読まないと分からない。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。