多様なまち・かわさき

30.11.10 市長の市政報告会へ行ってきた!政治連盟の絡みもあるけど、個人的に応援しているんだ~♪ 市民に対して誠意があるところがいい。

後援会(市長の同級生がメインで運営)が主催のミーテイング。新百合ヶ丘21ホールにて、14時半~。序盤の1時間が報告会で、その後懇親会が1時間。報告が途中なのに、時間切れで「パワポはまだあるけど・・・。ま、いっか」で懇親会へ移るという笑。ゆるっ

わが街の市長は40代、第2期目。「市民市長」なので、政治家はほぼ来ていない。あえて呼ばないらしい。(どうでもいい)

今回は、多摩区・麻生区の支援者(というの?)を対象の報告会だったみたい。

さて、いくつか「ほほう!」と思ったことがある!

・ヘイトスピーチ騒動

最近たまにニュースで見る、ヘイトスピーチというものが行われている川崎駅。会場でも「なにそれ?」って感じ。

市長の説明でも、「(ご存じないみたいですが)ヘイトスピーチとはですね、」と内容と経緯をざっくり説明するほど、わたしたち川崎市民にとっては馴染みがありません。(多くは市外から来てるらしいが。ま、そんなこと関係ないんだけど)

「あいつら嫌い!」というスピーチと「そんなのヒドイ!」という意見とがあるらしい。言論の自由といえど、誰かに生命の危機を感じさせるような言葉は嫌だな、と私は思うけど、実際に聞いたり見たりしてないので、本当のところは分からない。

・権力者の迷い

問題は、「あいつら嫌い!」というスピーチをするための公園の利用許可を出さなかったということらしい。

権力者が、自分の判断をベースしているのではないか、許可・不許可をしていいものか。すごく迷いました」というようなことを言っていた。

「これからも、(決定権があって他人に命令できる立場という意味かと)常に気を付けていきたい」ものごとの善悪を決めるのは自分ではないんだ、と受け止められるようなことを言っていた。

別の話題の時には、「色んな意見を歓迎していて、監視(とは言ってないが)がないと議論は良くならない、刺激は必要」という趣旨の発言をしていた。

えらい!

懇親会で知らない人と話したけど、「感動したよね!」と盛り上がったわ。勝手に決めないという決意をしていること、迷ったと言ってくれたところがよい。「自分たちで考えなきゃって思ったよね~」とのご意見も。

てか、市長って権力者だったんだね。福田さんのキャラと権力者って違和感あるけど。

平成30年5月16日の市長記者会見記録のPDFに書いてある。http://www.city.kawasaki.jp/170/cmsfiles/contents/0000097/97560/180516-1.pdf

・川崎=南武線

市長の話を聞いてそうだな~と思ったけど、川崎市は色んな人がいる。

川崎市は立地的に、東京都の大田区・世田谷区・狛江市・稲城市・多摩市・町田市・神奈川県の相模原市・横浜市と隣接している。

関係する鉄道も、京急線・JR各線・東横線・田園都市線・小田急線、と、ちょっとずつ関係していて通勤に便利&家賃が安いので、川崎市外から引っ越してくる人が多いんだって。

つまり、南武線最強と覚えていただければ大丈夫。(偏ってる!)

やはり、川崎市内の鉄道めぐりスタンプラリーは開催してもらうべき。ニーズがないけど。(!)

・「移民」受入れるまち気質

確かに、川崎市は昔ながらの住民よりもむしろ、近隣から引っ越してきた人が多いかもしれない。わたしたち夫婦も東京出身。いわば、移民だよね。

川崎市南部の川崎駅方面は労働者階級が多い。貧困層もいる。武蔵小杉はリッチ層?登戸方面は農地がある庶民層がメイン。

川崎市は歴史的にも多種多様な人々が混在しているまちなので、住民もオープンな人が多いんだよね~。住んでいて思うけど、割と住みやすい。横浜や神奈川よりも東京都下に近い気質な気がする。

ある種、川崎市に移民(都内から来た私とか)としてやってきた人々を受け入れる文化(気にしない文化)があるまちで、ヘイトスピーチというのも違和感があるかもね。

まぁ、まちのイメージとか、市長が思うほど住民は気にしてないみたいよ・・・。それがまた、川崎市民らしいところ笑

・障害者雇用 水増しの件

川崎市では2.4%の障害者雇用を行っているらしい。国の決められた基準が2.5%だから、こんなに頑張ってるのに達しないの?うぅぅ。と担当の方と首をひねっていたみたい。

そしたら、他の団体は数字を水増ししてたっていうから!川崎市頑張ってましたから、安心してください~という報告がありました笑

怒ったりしないのがいいよね。やってやりましたよ!みたいな言い方もせず、会場は(よかったよ、お疲れ様)という雰囲気。

・障碍者雇用 工夫の件

で、障害者雇用についてはとても良いと思ったものがありまして。

身体障碍の方は、比較的雇用されやすい。(というか、取り合いなのではないかと私は思う)

知的・精神障害の方は、雇用の際に工夫が必要と考えたみたいだった。特に、精神の方の場合、15分刻み雇用を考えたみたいで、成功しているケースもあるみたいだった。専門家(というのかな?)と相談しながら、工夫しているみたい。

デザインを手掛ける障害者の方もいて。

やっぱり、こうやって出来ることを出来る範囲でやって、正当な対価を得ることって大事だよね~。可哀想だからお金あげとく、というのは、簡単だけど私はあんまり好きじゃないな。

・関係ないけど外国人労働者

色んな人を受け入れるまちではあるが、基本的に言葉が通じる人が混在しているまちだよね。コリアンタウンもあるみたいだけど、コミュニティがあるので、意思疎通は出来たはず。

そうだ、川崎コリアンタウンにも視察に行かねば!「孤独のグルメ」で見た焼き肉を食べ・・・!

いま、国会では外国人労働者受け入れを検討している訳だけども、それと川崎の多様化の対応とは切り離して考えているわたし。なんか急いでいて、受け入れ態勢が万全ではないと思うんだ~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。