市民シンポ懇親会 税理士会はみんなのもの

30.12.1 税理士会で市民シンポジウムが行われ。一般の方を観客とし、4チームが寸劇を行った。

ブンむくれな日々もありましたが(直前期はほぼ)、得たものもあったのでまるきり使った時間が無駄とは思わないけど。

私が目指していた、税理士のマーケット拡大という目的には程遠かった仕上がりだけど、やれることはやった!数人の一般人にも、敷居を下げたい気持ちは伝わったと思うから、いいよね。

当分税理士会はお腹いっぱいです。商業目的のドラマシナリオを書きたいわ。

・懇親会にて

来賓のエライ先生たちも交えての懇親会。他の会の来賓税理士さんが来てくれて、積極的に話す!

わたし「や、や、どうもどうも、今日はありがとうございます」

エライ人「やぁ、発表お疲れさまでした、よかったですよ~。ぜひ次回も頑張って(社交辞令)」

わたし「いえ、2回目はやらない方がいいと思います!ひたすら大変だし、意義が見いだせない強制参加の会員もいますし、ガタガタ言われますし、もうやめた方がいいと思います」

エライ人「・・・・」

わたし「きちんとした議論がチームで行われなかったように思えて消化不良です。執行部の意見丸飲みでいいや、という手抜きがありました。東地会は、一般会員が自発的に行おうという参画意識を持つべき」

エライ人「あ、呼ばれちゃったので失礼」(スタコラ)

わたし「うぬぬ。あ、こっちにもエライ人いたわ。執行部の意見は、一旦チームで揉んで答えを出すべきだ!責任を押し付けるのはよくない」

エライ人「え、2回目もやろうと思ってたけど・・・(困惑)」

わたし「・・・だったら、せめて民意を反映すべきで、強制はよくないと思います。ヤル気がでない」(どういう立場で言ってるんだ)

・優先すべきは一般客

来賓のエライ税理士先生たちも(付き合いで)見に来てくれたよ。

発表の後、来賓の先生たちとのフォーマル懇親会があるため、観客を見送りせずに、我々出演者たちは全員、懇親会場へ向かった。

土曜日なのに、わざわざ来てくれた人たちへの見送りを犠牲にして、だ!

まったく税理士会という体質は!こういうところだよ、こういうところ!

誰に見て欲しくてやってきたと思ってるんだよ!研究員の勉強のためでしょ、観客の反応から学ぶんだから、観客とラストコンタクト採らないのは残念でありました。

わたし、来賓の偉い人たちと懇親会で話したけど、「出演者は観客を見送りしてから来ます」と言えば、分かってくれそうだったけど!?(え、信じすぎ?)

気を遣うところが間違っていると思うんだよ。

寸劇を見に来てくれた人から、「小野寺さんのこと待ってたけど、出てこないから帰るね、ごめん」と夜にメールが来て、心からガッカリしたのであった。

・執行役員いろいろ。

私の所属する本会も、執行部のエライ人たちは理解がある人が多くて(全員ではない)、一般会員が勝手に「エライ先生たちなんだから!ピリピリ」となっている気がする。

あのさあ!執行部(役員)は建前的には「みんなのために、会務がんばる」って人が多いんだよ!こんなことが変です、というと、多くの役員は教えてくれるわけ、たまに怒られるけど。

私は、役員に感謝をしているんだよ。話を聞けば、純粋な想いでやってくれている先生が多いんだよ。(え、信じすぎ?)情報量が違うし視野も広いから、話しかけてアタリ率が高い。

でも、執行部の中には「俺様が会務してあげてるんだから、言うこと聞くのは当たり前」という人もいる!それって、純粋な使命感ではなく、自分の時間提供の見返りに支配力という報酬をよこせってことでしょ。

そういう、純度のない行動には賛同できない

・私利私欲ではない証明

さて、執行部(役員)が、私利私欲のために会務を行っていないことは、どうやって証明すればいいのか。

わたしは思う、一般会員が意見を言うことが、執行部の透明性を確保することになる。

分かっていない一般会員に説明するのは時間の無駄という見方もあると思うけれども、「どういう理念で行うのか」ということは、きちんと説明すれば分かるんじゃないか?そこで、「エライ先生が言ったから、やれ」は絶対いやなわけだよ!だったら給料をよこせといいたい。会費払って支配されるのはイヤ!だ!

意見は色々なものがあって、自分とは違う方向性であっても、「そういう考え方もあるのか」と分かることってあるじゃん。納得しなくても理解すれば協力するの!

・時代の変革に合わせ

国税庁ホームページがない時代だと、会務を引き受けるメリットとして、会務の会議でこっそり税法を教え合ったりしてきたみたいだよね。仕事ももらっていたかもしれない。

今、色んな「税法を知る機会」が増えた。ガッツリ会務に組み入ると、逆に時間の自由がとれなくて営業や勉強する時間繰りに苦労する気がする。勝手だなと我ながら思うけど、若手は、ベテランと比べてお客や知識が少ないから、時間が必要なんだよね。

ま、でも、税理士の会合にこれだけ参加していると、仕事のお手伝いの話はチラホラもらえるので(場所によるけど。支部人数が多いところは無理ぽい)食いつなぐには悪くはないが。

話しが逸れたけど、これから人口減少時代だから会務のスリム化!!去年と同じでいいや、は手抜き!やること増えてくだけじゃん。

・意義があるなら頑張るという時代

昔は、若手に言えばホイホイ言うことを聞いたのかもしれないが、今は目的に対する共感がないと不満ばっかりになっちゃうよ。

仲良くなって懐柔して、なだめてすかして行動させるという伝統的な税理士会会務には限界があるのではないか。「そういう考えなら、協力しようかな」という自発的な参画意識が必要なんじゃないか。

仲間づくりメインの会務は、あってもいいと思う。けど、強制するのはヤメ。

別に税理士会会務に限らず、ネット社会になったせいもあるよね。所属しなくても最低限の情報は入る。考えを理解できるコミュニティを選べるようになったから、自発的な参画意識は大事なのでは。

飲みにケーションて、見直されつつあるらしいけど。相手によるよね。

・ポンコツ劇と民主主義

今回の市民シンポジウムでは、本番5日前にあなたのチームはポンコツですと遠回しに言われた気がするんだよ。

仕上がりがポンコツでもしょうがないんじゃない。

誰かが思う理想が実現しない、それが民主主義なのだから。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。