31.2.9 主に年金受給者のための無料申告相談会が終わった。さみしい。
給与の源泉徴収票がないと、確定申告ができないと思って差し支えない!源泉徴収票は、もらったら大事にとっておいてね。
確定申告無料申告相談会では、普段はお話しする機会が少ない市民の方と会える。自分が一般世間と離れていることを実感することができるよ。
年金の他に給与収入がある方も割りと来ていたよ。
リタイア後のバイトしてる方も割りといる。一方、職業柄なのかバイトが見つからないという声も聞いた。シニアの生活は、金ばかりではないね。
毎日、テレビ見てるだけだと、老化するばっかりなんだよ、とのことです。元気な人は、働きたいよね。
さて、今回は給与の源泉徴収票がないため申告できず、お帰りいただいた事例。
以下、納税者の市民の方を「おじい」と書きます。会話は多少盛っています。
おじい「医療費がたくさんあった。税金がかえってくる」
私「そうかもね。前年の確定申告書はありますか」
おじい「持ってきた」
私「すばらしい。前回のがあると、とっても参考になるわー。
えーと今回も同じような収入関係?給与の源泉徴収票はある?年金の源泉徴収票はある?企業年金の源泉徴収票はある?」
おじい「年金の源泉徴収票はこれ?企業年金の源泉徴収票はこれ?給与の源泉徴収票はもらってないからない。けど通帳を持ってきたから収入はわかる!」
私「年金の源泉徴収票はそれ!OK。企業年金の源泉徴収票はそれ!OK。給与の源泉徴収票はもらってるはずよ。前回は源泉徴収されてるけど、今年も同じくらい働いた?それとも給与収入は減った?」
おじい「今年も同じくらい働いた。毎月13万円くらい。通帳見ればわかる!」
私「通帳で給与収入の金額を計算しないの。源泉徴収額が分からないし。」
おじい「じゃあ、去年と同じでいい。」
私「言い値はダメ」
おじい「通帳の入金額は足し算してきた。この金額で申告してよ」
おじい、粘るね。
私「源泉徴収額があるから、入金額だと正確ではないの。給与の源泉徴収票がないから、今日は申告できない。」
おじい「むぅ(=`ェ´=)」
私「前回は国民年金を支払ってて社会保険料控除をしてるけど、ご家族の分?」
おじい「うん、かぁちゃんの分。年下なんだよ。」
私「いいね!控除証明書はある?あ、それですそれ!
さて、前回は国民健康保険を払ってて社会保険料控除をしてるね。今年も健康保険を払ってる?金額わかる?」
おじい「分かる。口座引き落としだから川崎市からハガキをくれるの。これ。」
私「いいね!生命保険料の控除証明書はある?」
おじい「県民共済がこれ。あと、生命保険会社のがこれ。もう1つあったけど、契約が終わった。」
私「資料揃ってる、いいね!医療費と寄付がある?」
おじい「医療費ない。寄付ない。」
私「奥さんの年金の源泉徴収票も持ってきてくれたから助かる。奥さんはこちらの年金の他に収入ある?」
おじい「かあちゃんはその年金だけ。給与の源泉徴収票があれば、申告終わってたのかよー。」
私「そ。他の資料はばっちりよ!
今日のこの資料は全部使うから、次回も持ってきてね!
奥さんの年金の源泉徴収票も念のため持ってきてね。
還付金の入金口座の通帳も念のため持ってきてね!」
給与の源泉徴収票、大事だからね!