医療費があっても税金還付されない事例

31.2.8 主に年金受給者を対象とした税務支援が終わり。さみしい。

医療費があるため税金の還付を受けたいが申告の仕方が分からないなどの方々に、5日間限定の無料申告会場を設置しています!

税理士会の税理士が全面協力し、税務署と市税事務所と青色申告会と力を合わせて税務支援したわ。たのしかった。

さて、医療費が還付されない事例。源泉徴収額がないケース。

以下、お越しになった市民の方を「おじい」と書きます。実際には名字で呼びます。会話は多少盛っています。

おじい「医療費がかかった!医療費が10万円いかなくても、還付出来ると聞いた」

私「10万円行かなくても出来ることがあるよ!去年の申告書見せてー。」

おじい「忘れた」

私「忘れないで」

おじい「今年の年金源泉徴収票はこれ。医療費は足し算しておいた。いくら貰える?」

私「収入は年金機構の年金だけ?企業年金や生命保険会社からの年金はあるー?」

おじい「ない。その国民年金だけ。生活が苦しい」

私「年金から源泉徴収されてる税金がないから、還付される金額はないよー。」

おじい「医療費がいっぱいかかったから、税金がかえってくる」

私「うん、それは。あらかじめ税金を預けてる人が、預けてる税金を取り戻す場合なの。おじいは、預けてる税金がないから、返す税金がないのよー。」

おじい「医療費がいっぱいかかった!」

私「うん、大変よね。これから、他に収入が増えることがなければ、医療費がたくさんかかっても、申告しなくて大丈夫よ。いま、おじいは税金がかからない人だし、税金が戻っても来ない人だから。」

おじい「え、来年から来なくてよいの。こんなに待ったのに税金がもらえない」

私「疲れたよね、税金はもらえないの。」

おじい「せっかく来たのにぃ(悲しい顔)」

私「せっかく来た甲斐があったよ!

おじいは、国民として納税義務はを果たそうとして来たんだ!

結果として税金がかえってこないことが分かった。

来なければ分からなかったことだよ!

それに、今後は国民年金収入だけだと申告しなくていいことや、今後も税金がかえってこないことも分かった。

来なければ分からなかったことだよ!

自分の税金をきちんとしようとして来られたことは、立派なことです。」

おじい「うん、俺は立派だ。税金がかえってこなかったけど」

…おじい、しょんぼり帰った。

その夜。

わたしは夕飯時、白ご飯を片手に白菜の漬け物の柔らかいところを選別していた。その時ふと思った。

あっ!

税金がかえってくる、と言ってたのは、高額療養費のことだったのかな?

教えてあげればよかったなー。けど、高額療養費になるほど、医療費は払ってなかったっぽいし、まぁいっか。

こういうことがあるので、確定申告無料申告の相談員はたのしいよ。

税理士は率先してやろう!ここでしか得られない経験値がある。

税は市民のものだから、我々税理士は常に市民感覚を持とう。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。