地方のインバウンド事情@五箇山ハナシ

2019.7.6 近所の川崎市立日本民家園では、世界遺産五箇山のフェスティバル~♪今年も見てきました!

・世界遺産 五箇山がっ くる~!

毎年、富山県の五箇山から地元の皆さんが、川崎市多摩区の日本古民家園に来てくれるには意味がある!

日本民家園は国内有数の野外博物館なのであるが。その古民家は、富山県五箇山から移築してくれた古民家が結構あるんですねぇ~♪

今回も、移築してくれた建物の元持ち主の子孫の方も来てくれたって!

さて、今回も「世界遺産 五箇山がやってくる!」イベントに参加。3年連続の出席!どんだけ好きやねん。(川崎市立日本民家園HPより イベント情報)→ http://www.nihonminkaen.jp/archives/5702/

今年は、五箇山合掌造りのお話を聞いたわ。300円をチャリンとお支払いし、古民家の中でお茶とお菓子をいただきながら、ふむふむワハハと話を聞いた。

五箇山は、なんと平家の落人が暮らしていたらしい!え!先月6月1日に平家落人祭りに行ってきたばっかりなのに!

今年は落人の年だね。・・・今年こそ、落武者の名前を返上したい私には、暗雲のような、いやいや気のせい。(しっかりしろ、自分!)

・秘境の五箇山 交通事情

五箇山は秘境で、だから昔ながらの民家が残っていたのねぇ。笹船で川を渡るってあたり、風情があるなぁ、と聞いていたところ、

「今、風情があるなぁと思った人!」

ギクッ!はい、わたしです。

「こちとら、日常なんだよ!めちゃ寒いし水しぶきは飛ぶし、そりゃ~もうアナタ、事件ですよ」(台詞は盛っています)

「今はこんなすごい船になっちゃった。ほとんどの観光客は台湾の方」

とのことです。

お話しいただいた地元の方の話によると、

「まぁ数十年前はとにかく交通の便が悪くて、オイラの母ちゃんが学校を休んで一日がかりで山を越えて電車を見に行った」

いやほんと。陸の孤島ですやん。

・秘境の郵便屋さんは女性!

「郵便屋さんは女の仕事で、列をなしてこんな崖を小包や新聞、手紙を背負ってゾロゾロ歩いていた。これがその写真」

ウァ。なんかすみません。今はアマゾンだのヤマトだと郵便局だの、非常にお世話になっている訳で、もっと根本的な生活を考えないといけませんね。あ、アマゾンでポチっとかなきゃ。便利な世の中、感謝を忘れるよね。

「雪国の昔の生活はこんな。この女性は今はオバーチャン。見る影もなく」

ワハハ!

・先人の経験を科学が証明する

「木が真っすぐ育たないの。雪があるから、こうやって曲がって、その後真っすぐ上に伸びようと気が頑張るから、くの字の木になる。それを、民家の屋根を支える柱にしたわけよ。ホラ、この天井をみて」

オオ!昔はそういった科学の知識はなかったわけだけど、先人の経験の積み重ねで合理的で理論的な生活をしていたんだね。生きることが難しかったんだ。現在の都会人は、大事な何かを忘れている。

前に座っている老夫婦(か、老恋人か)がおしゃべりしたり、足がつったとか、鈴をチャリチャリ鳴らしていて、気が散りました。

現在の都会人は、大事な何かを忘れ・・・

・五箇山 インバウンド事情

五箇山のような雪深い秘境は、外国人に大人気だそうです。1年前から予約が埋まり。特に中国のお正月にあたる春節(2月)は大混雑!

台湾は雪が降らないから、雪国っていいよね、ロマンチックだし♡

古民家独特の雰囲気もいいよね。インスタ映えってやつ?

地元の方が面白おかしく話してくれました!日本人は寒いスベッタだの文句を言うけど、外国人は文句を言わないらしく(ま、言葉が分からないし、そういうものだと思うよね)、どこの観光地も、日本人観光客よりも外国人観光客が好感されるようです。

といってもね。前年比の伸びはともかく、マーケットが大きいのは国内の日本人観光客なんだってさ。国内・国外、どっちにもいい顔をすべきか、もう国外のお客様に特化するという手段もあるかもしれないね。

こうやって、地元の魅力でお客さんが来てくれるのって、いいよね。色んなことしないで自然体が受け入れられたのがステキ。

五箇山の雪景色、めちゃキレイよ。夜景ライトアップもステキ。なお、わたしは寒がりだから、写真で充分です。

・去年の五箇山ハナシは井波彫刻

去年は、10月21日に来てくれたみたい。なんか、めちゃ日差しが強くて、こきりこダンス見ながらひたすら日焼け止めを塗っていたような・・・

それはともかく、去年は「井波彫刻」のお話を聞き、「なるほど~。職人芸って伝承が難しいのね。人材不足ね。市場拡大を目指さなくては、メモメモ」と思って帰ってきた記録が残っている。美しい井波彫刻。今年は実演経験もできます!

(関連過去記事)井波彫刻 市場拡大するには → https://mina-office.com/2018/10/21/inami-choukoku/

(関連過去記事)徒弟制度 → https://mina-office.com/2018/10/20/toteiseido/

そうだ。税理士の徒弟制度に絡めて文句綴ったんだった。ワハハ!

さて、次は16時からの、こきりこダンスを見るぞー!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。