2019.11.29 やりきりました!イトウ家の相続のセミナー講師っ
かわさき商工会議所では、士業でお勉強会をしているんだけれども。相続問題研究会というその勉強会主催で(?)セミナーをやるのです。
今年の秋は、税務セミナー!ということで私がエントリー致しました!
同研究会の弁護士さんを指名し引きづり回してのセミナーです!
まずは配置から。税理士と税理士の講師2名は、両端にしました!私からのリクエスト。違う立場での話なので離れててほしいんですよ~
パワポはおのでらの手作りです。
もはや、パワポ芸!
これ、わたしの紹介。梨の写真、もっとあるんだよぅ~涙防災農地のことも話したかったです。
川崎発祥の梨、長十郎梨の紹介。もっとたくさんあったのに・・・・。他にこだわっちゃって時間がなくなるという。
・・・・・。
今回は、事例形式で、イトウ家の父ちゃん、長十郎さんが亡くなった設定にしました~。わたしが相続の話をするときは、いつも長十郎さんが亡くなるんだよね~。
よくある質問。
「なんでイトウ家?」
うーん。意味なんかないけど、なんかイトウ家なんだ。なお、イトウさんからの相続依頼は、相続関連のセミナーでのお名前利用料として少しだけ値引きします。イトウ割引実施中です。(有効期限があります)
税務スケジュールの話は、結構スベってました。準確定申告の話もして、「はやくやってね♡」と言いたかっただけなのだけど、色々詰込みすぎ。ギュー。
気を取り直して、次は、相続税の計算方法です。
秘儀!「相続税測り!」
「わたしが勝手に作りました!相続税の計算では、この測りの上に財産を載せて相続税を計算しますっ!非売品だよ!なーんてね」
と分かりやすく説明したつもり。めっちゃ傑作!と大いなる自信を抱いて臨んだ結果、お客様の反応といえば!
会場ぽかん。
・・・・おォ、なんかいつもの「おのでらの講師の時のお約束の空気感」だんだん慣れてきたぞ。
相続税の話なら、やっぱり梨農家の相続税の納税猶予の話がしたいわけよ。うん、どうしてもどうしてもしたいわけよ~。(このために冒頭で梨の話をしてるわけ)
法律ではど~もならん。相続って、人の気持ちだから、政策では限界があるの。都市農業は、勤務先がたくさんあって農業以外の選択肢もたくさんあるのです。そんななか、儲からない農業を推進する理由ってありますかね?
農家の子の「ぁ・・・やっぱり自分が継がないとならぬ、よね・・・・」みたいな使命感頼りでいいのかなぁ。けど、農地は残ってほしいし・・・・。
という迷いをお話しし、
「みなさん、私のオタクな話にお付き合いいただきどうもです」とお礼を述べて次へ。(つまんなそうだったのでお詫び)
第二部では、弁護士さんに協力いただきつつ、遺産分割の話をします~。
イトウ家の皆さん、それぞれに思いがありますね~。相続税の税務申告は、共同して提出できるので、税理士は家族皆さんからお話を聞くことがあるのよ。
ご家族のお話は「へ~っ」て聞くのよ。税理士の意見を言わないのが相続税申告のコツ!
よくあるのが、「一番税金が安い分割案ってあるのですか?」という質問です。
はい、あります。と、提示したのが次の案。
税理士は、二次相続も考えた分割案を提示するのよ~。一次相続と二次相続の納税合計額が893万円、、、と妙な数字になってしまいましたが偶然です!(会場やや受け)
弁護士さんからは、税理士案の問題点を指摘の上「これがいいと思うよ」案をいただく。なるほど~。
(舞台裏を明かしてしまうと、先に弁護士案を作ってから税理士案を作っている)
家族の公平感を優先すると、節税案(税理士案)よりも350万円ほど税負担が増える。どっちを優先するかは、家族が決めることなんだよね。
よくある、配偶者の税額軽減があるから、全部配偶者に相続させればいい、の失敗事例でした~。
勉強になりました~。セミナーで仕事がじゃんじゃん舞い込んでくる、はずっっ(儚い)
実際の数字を使ったことが褒められたよ。どっちかというと、都合の良いサンプル作って、相続税の計算をする方が簡単だったりするので、相続税のセミナーをする方は参考にしてね!
相続税額の計算式は完全スルーしました!「法定相続分」を言い出すと、「え、遺産分割は法定相続で分けなくていい?え?」てなるので、なんでも説明すればいいってもんじゃないと思います。