途上国から安く輸入する。ジレンマ

2020.11. 銅山から銅を産出して金儲けしていた訳だけど、外国の銅が安く買えるようになったことと国内コスト上昇のため、国内での銅山は昭和48年に閉山したそうです。

山や土から銅を産出して、加工して売って金儲けしてた!

銅1トンを算出するのに、1900トンの産業廃棄物(廃石・尾鉱、と書かれている)が出るらしいです。さらに、純粋な銅への加工する過程で、煙害を含む環境汚染を起こしてしまった。

足尾銅山は昭和48年に閉山した後も、輸入銅を製錬していたが、平成元年頃にやめてしまった。

「足尾銅山の光と影」という素晴らしい本を、足尾歴史館で購入してきたわ。

足尾銅山は日本の公害の最初となったんだと。公害防止の観点からその行いについて研究され生かされればいいね。

今でも銅は色んなところで使われている。現在の銅の多くは途上国から輸入しているようであるが、途上国の銅山でも、同じように環境汚染されている可能性が高いわけで。

足尾銅山は、水源地であったことと山に囲まれた閉鎖的な環境にある銅山だったから環境汚染が顕著だったけど、

途上国の銅山運営で、環境汚染が表面化せずにただ地球が汚れていくのは良くないよね。

自然の回復力を超えた行いをすると、環境汚染が起こる。地球が怒るんだろう。

家賃タダで住まわせてもらっている地球を汚してはならぬよね。

日本が汚れるのはイヤだけど、他の国なら興味が無い(どうでもいい)というのは、人間の本音かもしれないけど高度な人間社会を生きる上で、そういう自分勝手では立ちゆかないよね。

けど、わたしは社会インフラが整備された国で、冷暖房完備の部屋でPCやスマホがある文明的な生活がしたい。

そういうのって、多くの途上国の犠牲がないと成立しないの?

うむむ・・・・。どうすればいいんだろう~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。