税理士の独立開業で想定される質問集

2020.12.20 税理士試験の合格発表があったそうです!みなさんお疲れ様でした。

この時期は、多くの税理士が「独立するといいよ!」という声明?を出していますので私も便乗する。

過去にも書いていますので、目新しいことはないけど。

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想定される質問(主に私が疑問に思っていたこと)

「開業しても生活できないのでは」

→ 顧問先ゼロで独立したけど、生活はできてます。(借入れは必要。1年分の生活費くらいで間に合うと思います。3年~5年くらいあれば返済できます。)成功した人しか情報発信しないので、話半分で情報収集するとよいです。

「顧客が見つからないのでは」

→ 見つかりません。全然見つかりません。けど、おかげさまでゆっくりと顧問先との出会いはあります。(クラウド会計や紹介業者を入れているともっと早いかも)

「どうやって営業すればよいか」

→ もうすぐ開業して4年目ですが、”これだ”と思う営業方法はうまくいってない。けど、色々もがきあがき、模索した結果が今になって出てきたように思います。

「開業資金は」

→ 自宅事務所の場合は登録費用と税務ソフト代くらいなので、50万円くらいで足りるかも。私は事務所賃貸したので、家賃と備品代が別途、かかりました。広告費はほとんどかけてないです。営業がたくさんくるけど、広告費は時間を置いてから検討するほうがいいです。

「運転資金は」

→ 事務所家賃と光熱費、通信費、税理士会費、税務ソフト代(年間契約)。ワンオペ税理士なので、人件費はありません。

開業年はヒマなので、勉強に行きました。1年目の経費は、勉強や営業のための交通費や参加会費がほぼ。2年目は知り合いが増えます。ありがたいです。3年目以降、参加会費がぐっと減りました。時間がなくなってきます。税理士事務所は、経費がほとんどないです。

「開業年にしておいてよかったこと」

→ あちこち行きました。税理士の仲間とたくさん知り合えたことと、信頼できる司法書士さんと知り合えたことがよかったです。フィールドを2つ以上持ったのでよかったです。

ひたすら勉強しました。ヒマだと不安なので勉強してブログ反映に打ち込めてよかったです。

会計法人を設立しました。クライアント側の立場が知れるのでよかったです。法人に届く資料などが見れたり、電子申告などの練習(?)ができるのでいいと思います。

「ブログは」

→ ホームページのフロントページだけで充分と思います。(連絡先と価格表)

ブログは集客という観点からは費用対効果が低いです(書いてる内容に拠るんだろうけど・・・・)。税理士の人となりが分かる(おのでらへの耐性というのかしら)ので、生涯のクライアントが見つかる可能性は高い。

「税理士会・支部との付き合い」

→ しましょう。助けてもらってます。野球部入部?それは分からないです。神奈川県・山梨県の税理士会は、8月に麻雀大会があります。打とう(*’▽’)

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「税理士登録は自信がついてから」

→ 自信がつくことはありません。登録して納税者に育てていただけばいいです。

「もっと経験を積んでから」

→ いいと思います。ハラが決まらないなら税理士登録はやめたら。

「税理士登録で気を付けること」

→ 顔写真はいいものを提出するといいです!

書類を揃えるのはよい思い出です。1つずつ積み上げていくのは、楽しかったです。分からなくても解決します。感謝するようになります、大丈夫です。できます。

ホームページや名刺は、税理士登録が終わるまで公開を避けましょう。

税理士会や支部は、これから長く付き合う”町内会”です。

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税理士登録される皆さん、これからどうかよろしくね(*’▽’)

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。