税理士試験:選ぶべき受験科目は消費税法

2020.12.19 税理士試験の税法は、3科目受かれば良いのです。何を受験すべきか。

私は税理士試験合格後、即独立開業したので、

受験しておいてよかった受験科目は、「所得税・消費税・相続税」です。

ちなみに、私の取得科目は、所得税・法人税・消費税。

すべての税理士試験受験生は、消費税法は絶対に受験しなさいと言いたいです。理論が覚えにくいとかどうでもいいから、とにかく消費税法は受験した方がいいと思います。消費税法から撤退してもいいから受験しておくべき。

所得税法と法人税法はベースが似ているので、法人税法でよいのではないかしら。(私はまちの税理士なので、所得税法の方が役に立っているけど)

わたしは、相続税は本試験レベルにも満たない程度のまま、結局相続税法は合格できなかったけど、短期間ながらも相続専門の税理士の下で修行しました。この実務経験は本当に大きかった!業務遂行の手順を学べたし、受任の際に自信になりました。

顧問先ゼロで独立開業した私は、序盤は相続税・譲渡所得税の受任が多かった。やはり、実績が無い税理士に顧問契約は簡単ではないと思います。

開業したばかりって、どうしても頼りないし、ツテもないし、価格勝負だと負けるし。

クラウド会計特化が今のトレンドなので、私のスタイルは時代遅れなのだけれども、、、

相続・譲渡から何気に仕事は広がります。

受験は苦しいから、受かりやすい科目を選びたくなると思います。けど、いずれ独立しようと思っている税理士受験生さんは、自分のスタイルを考えて受験科目を選んだらいいと思います!

税理士登録の後、自信を喪失することばかり起こります。そのとき、「自分は頑張ったし!」という達成感・結果は糧になります。受験科目は関係ないとか、資格さえあれば何でもいいのだという方もいますが、試験合格者のブランドが生かせる場面はあります。がんばろう。

網羅的に学んでない税法は、不安が残るものです。取捨選択しなければならないので、どこかで割り切るしかないです。税理士登録後は、網羅的に学ぶ時間はないです。

 

まとめ。

消費税法は受験しておくべき。

所得税法か法人税法か迷う方。相続税申告をしないなら、法人税法を選ぶといいです。

所得税か相続税か、どちらかならば所得税を選択するとよいです。

相続税法は最難関です。ステ科目として受験するだけでも独立後の業務範囲は広がります。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。