2021.6.5 署にて、ホージン決算説明会を行いました。色々と反省致します。
他の税理士さんはもっとちゃんとしているので、他の講師の時にも来てみてね。あと、税務支援で説明会の講師やろうか迷っている若手税理士さん、おのでらでも務まるから大丈夫よ。(そんなことないよって誰かから言われるの待ち)
法人会のテキストに沿い、お話しするのですが、おのでら独自の話もしました~。だいたい、以下のようなオリジナルを話しました~。
会社の決算は会社が行うことで、税務署がやってくれるものではありません。税金計算のために決算しているわけではないです。(をグダグダと話す。ため息が聞こえる)
あ、あと、株主総会は、株主が自分で社長も自分だと、税理士が税額計算した日が決算確定日になることがあり、テキトーにやってる会社もあります。ただ、株主が分散していると、テキトーだと怒られるケースがあるので、税理士に言われた通りにしてください。(どっちなんだよ、という参加者の心の声が聞こえる)
色んな節税対策とかいって、インターネットの情報を信じ込む人がいます。なんであんなの、信じるんですかね。(会場、ピリッとする)
信用がなくなるから、計算はきちんとやりましょう。決算書は、今は税金計算しかしていなくても、急によい話が舞い込み♡銀行借入をすることになったり、取引先の与信のために決算書提出することがありますよ。(あ、給付金の話もすればよかった。わすれ)
減価償却は難しいです。支払った金額を個別の資産に分けるのが大変です。たとえば・・・・(あ、これは勝手な解釈されそうだからやめとこ。これも、分かりにくいな・・・・。結局良い例が浮かばないという!)
ま、難しいので、明細が分かる請求書や見積書を税理士に提出してください。(会場、しらけて気温が5度下がる。心の膝掛け、持ってくれば良かったな。ないけど。)
売上げを抜いてはいけません。誰しも人間だから、「ちょっとくらい分からないのではないか」思うものです。最初は1000円からです。去年、脱税事件を調べてきました。悲惨でした。皆さんは、ぐっとこらえて正しくやりましょう。本当に大変なことになります。(参加者、背筋が伸びる。後ろの寝てた人はこのときだけ起きるという!)
設備投資減税については、色々書いてありますが、私は見たことないです。このページ以降、事前確認や計画が必要なので制度があるけど使える人が限られています。詳しくない税制を説明しても意味ないので、飛ばします。
研究開発費税制、これも限定された職種と思いますので、飛ばします。
所得拡大税制、従業員の基本給は、安易に上げないのがいいです。税負担を減らすために基本給を増やして欲しい、という国の思惑ですが、よく考えてからにしてください。ボーナスで渡せばいいです。あ、お越しになっているのが経理の従業員だと気まずいですけど・・・・。すみません。(ややウケ)
法人税率、15%でしたが、テキストによると今回から19%だそうです。県税と市税の税負担が別途あります。利益の25%は税金ですよと言ってきましたが、30%見ておかないと足りないかも知れないです。(ドヤる。20分後、事故ったことに気がつく)
おのでらオリジナルのはなし、だいたいこんな感じでした。同業者だと、読むだけでも胃痛するかもしれませんねぇ。よく平気だよね、わたしって。
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わたしのグダグダな説明の後、税務署の法人担当から税制改正の話をします。
税務署「法人税率は、税制改正で15%が存続しましたので、テキストに19%とありますが法人税率は15%です」
あっ!そう!法人税率が上がったの気がつかなかったな~と思っていたが、テキストが古かったんだ!(おかしいと思ったら調べておけ)
税務署の人が訂正してくれて良かった。参加者の皆さん、誤解してないかしら。まぁ高めに間違えたからいいけど。税務署、ありがとうございます。(と、説明会後に彼にお礼を述べたところ、隣にいた怖そうな法人税統括の頬がどうしても緩んだらしく、すっごく嬉しそうだったことを記録しておく)
税務署「投資促進税制は、確かに使いづらいかもしれませんが、ひととおり説明しておきます」
たすかる。
税務署「研究開発費税制は、利用している会社も多いです」
あ、そうなの!決まりがないから、やったもん勝ち税制だもんねぇ。まぁ、私はそうは言わないけどね。会計検査院の指摘をうけ、ローラー作戦で税務否認されますように。
税務署「所得拡大税制は、ぜひご活用ください。税理士センセイがおっしゃるように、基本給アップは会社のご負担かも知れませんが、従業員の皆様のモチベーションが上がります。それに、新規雇用の場合の適用要件が広がったので~~」
あ、ほんとだ。ナイス税務署★
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今回もトホホな説明会講師でしたが(いつも)、まちのひとは静かに聞いててくれました。質問もしてくれてありがとうございました~!
税理士を探しているんだよ、と言ってくださった法人さん、いい税理士さんに会えたかしら。
おのでらが受けたいけど、会社には予算があるよね・・・・。設立したばかりだとコスト抑えたいから、おのでら事務所の報酬規定では、受任が難しいだろうな~って思い、歯を食いしばりましたよ。(色々探して、良さそうなのいなければ、わたしがいるんで!と言ったけどね!ちゃっかり!)
お越しいただいた法人の皆さん、去年はコロナで大変だったでしょう。欠損金の繰戻し還付なんか当てにしなくても大丈夫です、今期、きっと事業はうまくいきます。今期の利益と前回の損失を相殺する、「繰越控除」と役員報酬の定期同額給与をうまく組み合わせてくださいね!
急に納税額を知って、納税資金が足りないとびっくりします。特に、設備投資をした方、設備投資をする方、減価償却があるので資金の流れと納税額にタイムラグがあります。タックスプランをたてて、資金不足がない借入れ、資金繰りをしてください。
グットラックよ!がんばろうね!