税制調査会第9回レポ(2022年4月15日開催)@ダオの権益プレゼン会

2022.4 政府税制調査会第9回(2022年4月15日開催)視聴レポ。これは、書き起こしではなく、わたしの個人的な感想をまとめたものです。

今回も外部専門家の意見を聴く会。前回と同様にハズレ会です。これも「税制調査」なの?予算消化回か?

一般国民の感情よりも国が儲かればいいの?

第9回の税制調査会、3人の「専門家」の方がプレゼンと研究発表をいただきました。

スタートアップコンサルタント業の方より、スタートアップの助成と税制優遇と資金調達の権益ほしいの件、

(PDFがひらきます)→ 第9回総会 資料1 スタートアップ支援(以下略)孫泰蔵さん

雇用の流動化について専門家(大学の教授)2名より発表、ゾンビ会社は退室しましょうの会。

税制改正調査会HPより → https://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2022/4zen9kai.html

1、スタートアップへの補助金ください

スタートアップエコシステムをされてらっしゃいます。東大卒でソフトバンクにも関連していた方で、若い方。30代前半くらいかなぁ。(後から調べたら、孫さんは1972年生まれ、孫正義さんの弟さんでした)

補助金などの収入に税金が課されるのがつらい。

未整備のことだってやっていいじゃん。困ってから法律を作ればいい。チャレンジできない。

(1.30あたり)僕らのグループには便宜がはかられていて、(グレイバルインダスタービザ?)がOKしたものはどんどん許可するシステムが外国(シンガポール?)である。僕らのグループの意見は政策に反映され、僕らグループの推薦枠があり、推薦すればすぐにビザがとれる。

(゚д゚)ヒェ!

(おのでら:それは日本の民主主義にはそぐわない)

若者と女性だけで議会を作り、(オジサンの意見除外し)そこで決めたことは必ず採用するシステムを作るべきだ。

(゚д゚)ヒェ!

(おのでら:洗脳しやすい人を集めるのは、民主主義ではありません)

ダオ(DAO)が素晴らしい。法律整備をしてほしい。(ダオが法人格でいいのでは、という質問を受けて)法人格じゃダメです。その質問が出るってことはダオが分かってない。DAOは、ウクライナ支援や森林支援で使われている。(おのでら:それはスタートアップ支援ではなく、寄付では?)

専門家の多くの意見:いいね!スタートアップの特区を作るのはどう?ダオいいね!トークンいいね!未来あるよね!と比較的好意的な意見が多かった。(マジか(~_~;)。。。。と思いながら聞く)

おのでらの感想!

私にはたくさんの違和感がある。スタートアップが、借入金ではなく、株式などの投資でもなく、投資家からお金もらいたい、という資金調達の一環でダオを使いたいようです。

やはり、思い付きに近い形で始めるので、時間がかかると嫌になっちゃうのかもね。若い人って移り気だし、計画性がないから。それに、WEBの新しい分野ってサギっぽく思えて(実際に似たようなことが起こっているからそう思われるのであるが)、広く一般的に応援はされないよね。それを狙って一攫千金を求めて起業する人も多くいる(アタれば高額で事業売却する、を夢みる)ので、持続性はないんだよね・・・・。

DAOは、簡単に資金調達できる良さがあることを強調しますが、それは現存しますよ・・・・。信用組合であったり、無尽であったり、任意組合、農業法人もそうだし。WEBで世界中から集めましょうってだけで、そんなに目新しいとは思えないんだけど。クラファンでいいのでは?手数料が高いからイヤとかってレベル?コンサルタントがおっしゃることですので、自分たちで何か始めたいよね。。。

専門家の皆さんはなんとも思わないのか。。。本当に素晴らしいと思ってる??スタートアップだけ優遇するのはおかしい。起業は、リスク背負ってやりなさい。権益クレだなど、情けないことを言うな。守ってあげると頑張らなくなるよ。バクチは、自分のカネでやらないと負けるの。

孫さんのお話を拝聴し、知らないことがよく知れたけど、全然いいと思わなかったわ。規制があるなかで頑張りなよ。あと、返金しなくてもいいお金をもらって、経費で使い切れなかったら税金がかかるのはしょうがないから。

2、労働生産性のお話

労働生産性をご研究されたグラフを見るけど、分からないなぁ・・・。難しかった。

ゾンビ企業を退出させるべきだという話があり、質の良い退出が必要なのだと。雇用の確保を維持しつつ、生産性の低い企業だからと一律で退出させればいいわけっではない。とのお話があり。

優秀な人材をシェアや起業を促そう、副業許可させましょう、みたいなこと言いますけど、格別の才能に秀でた人は一握りですよ~。

外国はどうかしらんが、日本の場合、好まれるのは特別な才能ではなく決められた地道なことをやり遂げられる人なのです。

遅刻しないように出勤する、ちゃんと挨拶をする、間違えないようにする、昼の電話当番をさぼらない、勤務中は仲間にイラついてもスルーするようにする、こういうことが出来る人が望まれると思います。

そういう、普通の事が出来ない協調性がない人や、最低限の努力が出来ない人もたくさんいて、ハズレ人材を捨てられない現状はしょうがないよ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。