代々木の青税 税法判例研究会第一回に行ってきた。ブラックジャックはなぜ課税されるのかを考える。
全部で三回の研究会。大学院で先生もされた先生(ていうのかな。税理士でもある)の授業。近いし面白そうなので参加した。新合格者は無料。本来は500円。
新司法書士試験の問題をテーマ、今回はバクチの胴元の所得税を考えるの会。
めっちゃ面白そうじゃん。先に少し教材を読んだ。テストだよ。答えはこうかな、と思っていた。
授業が始まり、憲法の話が始まる。…やばいぞ、全然分からん。先生の話すことも分からん。ヤバイぞ。
大学院の授業ってこんな感じかな?ついていけなくて普通だよ。分からないから学ぶんだから、と開き直ったら楽しくなった。
段々、先生の話すことも分かってくる。そうか、あの難しいとこは「つかみ」だったんだ。(多分)レベルを落としてくれたのか、いや、私が現場でレベルアップしてるんだ!
所得とは何かは、条文にないと。所得税だと2-1じゃないの?
雑所得は、「上記以外の所得」ってあるけど、ではその所得は、どこまでなのかが規定されてないって。
あ!そうだ!!すっきり分かった。
地球儀で例えて書いてくれたよ。どこからどこまでが地球?みたいな。日本は不動産所得、アメリカは事業所得、みたいに国境はあるけど、宇宙観からみたら、イミグレーションがないからどこからどこまでが地球か分からんね。
どこからどこまでが浮気!?みたいなもんだね。電子レンジにネコ入れちゃったアメリカ人みたいだよね。「説明書にネコ入れちゃダメって書いてないから電気屋を訴える!」で勝っちゃう。
そんなの、常識で考えろってそうだけど、その常識って、俺ルールだよね。なんで私ばかり従わなきゃならないの?では、共通のルールを作ろうっていうのが法律なんだろう。
俺ルールって、戦争の始まり。
しばらくして、問題を解いてみよう!ということになり、30分くらい問題と格闘。
これが面白かった!
初見の時は、課税と思っていたのが、理由を理由を、と先生に説かれて、よく考えた。課税しない!と私の結論が変わったりして面白かった。
今回の授業では考えの組み立て方を学ぶので、ヒントの条文が書いてある。
税法だけじゃないんだ。他の法律とも仲良くやらないとならん。
今回の授業では、答えがない。おもしろい。
なぜ?なぜ?を考える。感覚を言葉にする練習をする。全然できないよね。訓練されてないから。
先生に言われた、面白かったのは、あなたが学びたいと思うからですよ、って。そうかもしれない。
一生、勉強ね!