先週の教育テレビの地球ドラマチック、見た?
ルーマニアの羊飼いのおじいさんたちの集団と、リーダーの座を奪われた腹ペコ一匹オオカミの日々を放送してたよ。
腹ペコ一匹オオカミは、イノシシからも舐められ、ご飯が食べられない。業務提携したカラスに舌打ちされていた。
カラスは、うさぎを見つけて腹ペコオオカミに合図。やっとこ、うさぎを食べることが出来たよ。
1日3㎏ほどの肉を食べるオオカミ。ひとりぼっちだと、狩りがうまくいかないみたい。
一方、羊飼いの羊を守るワンちゃんである、ガードワン子犬がトレーニングを受けていたよ。
まずは子犬を羊小屋に幽閉し、ひつじに慣れる。距離感などを勉強させるみたい。つまらん修行だけど大事な下積みだよね。
ガードワンの子犬は、小屋をこっそり抜け出して草原を転げ回って仕事をサボタージュ。
そこへ業務提携カラスがカァカァと鳴く。
オオカミが、来る。しっかり守られている羊を狙うとガードワンの反撃で負けちゃうけど、半人前の子犬ガードワンを食べれるかもしれぬ。チャンスだ。
シュタタ、と仕掛けるも、子犬ガードワンは逃げ切りっ。羊の集団に入れば、大人のガードワンがついてる。
腹ペコオオカミは、子犬を追いかける過程で羊小屋を発見した。
もう、何日もごはん食べてない。狩りが出来ない。ひとりだし。
起死回生で、命懸けで羊小屋に侵入を試みる。人間は羊の群れとお出掛けしたし、今がチャンスかも。あわよくばってか背水の陣!!
クンカクンカ、この前の子犬ガードワンのにおい。
子犬ガードワンは、びびりつつも勇気を振り絞って吠えたてた。自分と羊を守らなきゃならぬ。
オオカミは、引き返した。
ひつじは守られた!ひつじは守られたよー!
オオカミはとぼとぼと丘へ。悲しい悲しい遠吠えを続けた。助けてよ、死んじゃうよ。死んじゃうよ、と言ってたのかな。
近くを通りかかった、メスのオオカミが寄ってきてくれた。二人は、ふたりぼっちでこれから狩りをするんだろうね。
うまくいくのかな。
腹ペコオオカミは、悪役みたいに見えて、獲物を狙うシーンの度に「食べないで!」って思って見てたよ。今、オオカミの数が減って、鹿やイノシシが増えすぎて草が減ってしまい、自然のあるべき形がいびつになってきてるんだって。
狂暴な感じのオオカミは、森に必要なの。たまに、ひつじやガードワンを襲って食べられちゃうけど、それでも羊飼いの人間にとってオオカミは、敵ではないみたい。
敵でも味方でもなく、共存してるんだって。いい話だね。
オオカミ「だったら羊の一匹くらい食べさせてよ」という声が聞こえてきそう。
日本では、オオカミは絶滅したと言われてる。秩父にオオカミ神社があって、行ったなぁ。
狂犬病の流行などもあり、オオカミ乱獲で生態系が崩れてしまった。
ニホンオオカミは、小さめに進化したので、イヌと見た目がほぼ変わらないね。
人と仲良くしたのがイヌで、協調性のないのがオオカミになったのかもしれないね。
ま、私は腹ペコオオカミだね。なかなか狩り(受注)がうまくいかないよー!
遠吠えの発声練習をせねばならぬか、それとも。