30.3.9 確定申告書作成コーナーやクラウド会計などで、確定申告書の作成は出来たものの電子申告に苦慮されている一般の皆様!
・郵送提出が一番早い
e-taxがうまくいかない、電子申告がうまくいかない、もうどうすりゃいいのよ~という方はボチボチいらっしゃるみたいね。
確定申告期限も迫っていることですから、電子申告は諦めて書面提出しましょう!
わざわざ税務署に行く必要はなし、郵送しましょう!(押印を忘れずに)
管轄の税務署あてに、①提出用と②本人控えと、③添付書類と④返信用封筒(切手貼)を同封して郵送する。納税をする。書類が返送されるのを待つ。申告終わり!
・納税するまでが確定申告
ところで納税方法は大丈夫ですか?納税するまでが確定申告です!還付の人は還付口座を記載し忘れないようにご注意。
郵送する確定申告書と一緒に、「振替納税依頼書」に銀行口座など必要事項を記載して銀行印を押印し、同封すれば銀行引き落とし納税も終わります。
一回無事に出せば、同じ税務署であればずっと有効。本人控えも同封しましょ。
通常は3/15が納付期限ですが、口座引き落としの場合は事務手続きの関係で4/20に引き落としです。ラッキー!けど、残高不足に注意です。罰金になっちゃう。
税金の引き落としは、管轄税務署が変わったらまた振替納税依頼書を出し直し。税務署同士の横の繋がりはないみたい。
・マイナンバー
マイナンバーやマイナンバー関連資料は確定申告書に記載忘れ・添付忘れても大丈夫。郵送なら受理されます。
・期限を守る方を優先
確定申告書の作成・提出をするのが目的であるはずで、電子申告を行うということが目的ではありません。
今後、どんどん電子申告環境は良くなっていくので、今回、何時間もかけて頑張る必要はナシ!
行政コストを考えると、電子申告は推進すべきではあるけど、今になってバタバタやっているようでは準備不足です。
・自宅からの電子申告は割と大変らしい
個人が自宅のパソコンから電子申告しようとする場合には、
1、マイナンバーカードが必要
2、ICカードが必要
3、ICカードのインストール的なものが必要
4、電子証明書のゲットが必要(と思う)
5、利用者識別番号と暗証番号のゲットが必要(これはすぐ出来る)
6、e-taxソフト的なもののインストールが必要
7、クラウド会計の場合、紐づけが必要なことも(ソフトによる)
・・・・全然簡単じゃない!
あんまり簡単に申告できちゃうのも問題ということもあるから・・・。いくつもの分野を渡り歩くわけなので、なかなか大変。
総務省のマイナンバーから財務省の国税庁関連から民間の業者(freeeやMFクラウドや弥生など)という乗り換えがいっぱいあるんだから、そりゃ迷子になるよね~。
税務代理権限がある税理士である私も、電子申告システムが落ち着くまでは何日もかかりました。トホホ。
税理士の代理e-tax送信は、行政コスト削減なので頑張っております。電子申告は便利だけどたまにやりたくない。
・電子申告のみを税理士依頼は無駄
なんと、「電子申告だけを税理士に頼めばいい」というお考えを持つ方もいるみたいですが、完全にお金の無駄だからやめましょう。タダでやってくれるならいいけど。
電子申告をしても、(今のところ)税額が安くなることはないし、今の時期から税理士を探して依頼してデータやりとりをして、「数字おかしいんじゃないですか?」とか言われ(これは職責として言わねばならぬこともある。意地悪ではなく。)やり取りをして、なんてもう、想像するだけで具合悪い。
税理士依頼をするなら、相談業務も絡ませないと高くつくだけですよ~。
例えば家族構成や将来的な事業計画などを相談すると最終的な数字は変化することがある(扶養の考慮や減価償却の選択など。必ずしも今回の税額を減らすことばかりが方法ではない!)。
ので、数年に一度くらいの頻度で税理士依頼をして、お金の健康診断をしましょ~。とわたしの宣伝。
来年こそ、ひとり電子申告を頑張りましょ!はやめ。