30.7.26 相続税の課税方式に正解はあるか!横浜サークルのみんなで考えてみましょう。
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1、遺産税方式と取得税方式
名前が似てるから変えてもらいたいよね~。
なので、頭を整理するために、相続税を飲食店での支払いに例えたいと思います。
・遺産税方式は居酒屋
遺産税方式とは、1グループごとに伝票は1つ。グループで後払い方式と思ってもらってていいかもね。居酒屋方式。トータルの金額をみんなで支払うというもの。
主役は、死んだ人が残した遺品。コツコツためた財産に課税!
・取得税方式は牛丼屋
取得税方式とは、一人ごとに伝票が1つ。オーダーごとに前払い方式と思ってもらってていいかもね。牛丼屋方式。他の人の金額は知らん、というもの。
主役は、財産をもらった相続人。タダもらいだから課税!
2、税の取りたては家族にお任せ
・遺産税方式は連帯責任
遺産税方式は、テーブルで顔を合わせて飲み食いしてる感じ。トータル金額であなたの負担する金額が決まるので、他の人の割引チケットの効果があなたにも及ぶのでラッキー!(これが、小規模宅地等の特例と農地税制のメリット)
けど、一人だけめっちゃくちゃ高い酒を飲む人がいたら、あなたの負担する金額も増える。(例えば、相続時精算課税制度の問題点)
しかも、知らない内に高級フカヒレをひとりじめして内緒で食べた裏切り者がいると、後からあなたの負担する金額の請求が来る!OH!my・・・(これが、財産隠しのとばっちり問題)
・取得税方式は自己責任
取得税方式は、背中合わせで飲み食いしてる感じ。他の人との関係性が断絶されるので、他の人の飲み食い事情が全く分からない代わりに、あなたの負担する金額に影響されることはない。
一人カラオケみたいなもん?
遺言書がしっかりあれば、取得税方式って割といいのかな?
3、兄ちゃんばっかり、ひいき!遺留分
うーん、しかし遺留分減殺請求権という、「あなたばっかり、ずるいから、少しよこせ」と言う権利が遺族にはあったりするよね。
・一人カラオケ ポテチ問題
そうすると、取得税方式で遺留分減殺請求権って、一人カラオケしていて、やっと来たサビの部分でいきなり隣の部屋からズカズカと来て、ビンタしてわたしが注文したポテチの半分を勝手に食べて行かれる感じだよね。ん?違う?
遺留分を侵害していたことに気が付けないじゃん!
・牛丼屋 黄身たっぷり牛肉問題
牛丼屋に例えるべきだよね。取得税方式で遺留分減殺請求権って、最後のつゆだくの部分に楽しみに残しておいた牛肉に卵をぶっかけてさぁ食うぞと思ったら、カウンターの隣の人がヒョイ!と黄身たっぷり牛肉を食べちゃうみたいな感じだよね。ん?分かりづらい?
入手した遺産について、いつになったら全部自分のものか分からないじゃん!ってこれは連帯納税制度の問題点もあるよね。
・ショートケーキの苺 弟問題
身近な感じで例えるべきだよね。弟にショートケーキのイチゴを横取りされるみたいな感じ。一瞬の隙もみせてはならぬ、世の中、世知辛いのだ!自己責任だ、イチゴ防衛戦略をたてるべき!これが、遺留分減殺請求権です。
連帯納税制度と遺留分減殺請求権って、なんか似てる感じがする。この辺りも少し考えてみよ~っと。