コンビニとギスギス風船

31.4.16 コンビニオーナーの悲哀がニュースになっているけど。みんな目を覚ませ!

コンビニチェーンの多くは、直営店ではなくてフランチャイズなんだって。だから、経営しているのは個人事業主が多いみたいだね。家族経営の会社組織にしているのかもしれないけど。

昔からコンビニは存在したのだけど、いきなり24時間は耐えられない、と騒ぎになっている。

解決策が、きっとある!

・24時間営業は必要でしょ。

24時間営業がいらない、という論調があるけど、コンビニは社会インフラの一環だから、深夜早朝の利用率や利益率という尺度で測るべきではないと思うの。

・防犯や社会インフラ

地方の街道沿いなど、農地法の例外的な扱いでコンビニは建てられるケースがあることからも、24時間営業のコンビニを24時間営業のファミレスと同義に語るのは違うと思うわ。

防犯の役目もあるでしょ。そういった24時間営業とオーナーの苦労と本社のロイヤリティ手数料とは別々に考えないとならない。

・深夜早朝営業は本社のためではない

24時間営業にすれば、本社が儲かるという意見には疑問を感じる。売上げから商品の仕入れを引いた残りに対して本社の取り分があるのだから、別に深夜早朝営業は本社の利益に直結しないよね?

なぜなら、深夜早朝は売上が超少ないから。

つまり、コンビニの24時間営業は、社会インフラのため、業種の特殊性を生かすため、と考えるのが妥当なのではないかしら。

・商品補充や清掃時間

私はむかし、ファミレスの深夜バイトしてたけども、ほとんどが掃除の時間だったり補充の時間だったりする。

深夜のコンビニも、商品の補充とか事務作業や掃除をしてるんでしょ?ニュースで見たよ。

お店を空けつつ、明日の営業の下準備をしているみたいなもんだから、「本社が儲けるための24時間営業」にはわたしはちょっと違和感があるわ。

・・・・深夜のファミレスバイトは、仲間とキャッキャとやってて楽しかったな~。

・本社が主導する資本経済システム。

本社の利益追求がオーナーを苦しめているのは事実だよね。

トラックの配送ルートの効率化やデータを優先した結果、既存オーナーが苦しんだりしているんでしょう。

データって、しょうもないんだよ。

本社のクーラーの下でパソコンに向き合って「効率的な経営(現場感覚なし)」のパワポ作成している人たちがいるのかしら。

オーナーから徴収される本社へのロイヤリティは、本社の社員たちの給料に回っている。

本社勤務の社員は、現場で働けばいいじゃない?

そんなことは起こらない。本社勤務出来るような学歴やコネがある選ばれた人は、労働者としてあくせく働かないのが資本主義経済。

持たざるものが、嫌味を言いました!

・人材、人財、人災

昔って、若い人が深夜コンビニでお金稼いでたよね。でも今は、若い人は楽して稼げる仕事がもっとあって、コンビニや飲食店が嫌気されてるんでしょう。

だって、客層が悪いもん。

こき使われる労働者がいてこそ成り立つ商売ってたくさんあって。会計業界もそうだけど。職員など消耗品であるんだと痛感したのが会計業界。

この頃、ニュースなどでみる、「従業員のやりがいファースト」とか何言ってんのかなと思うわ。

事業って利益目的でしょ?従業員に給料を払うために事業を行っているわけではないんだけど?なんか行き過ぎてるよ。

お客さんと従業員とオーナーと、みんながハッピーなエンディングはないの?

・ギスギス風船がパーン!

みんなのためにコンビニがあるとして、みんなが利用するからコンビニ業界が成り立つんじゃないの。

本社は株主の顔色伺って利益追求に走っちゃってる。お客さんはお店への感謝を忘れちゃってる。バイトは働いてやってんだぞってでかい面してる。

誰もが権利権利言ってる。自分の権利ばっかりで、全体を見ない。誰だって、自分が大事だもん、分かるけど。

こうして、なんとなく社会がギスギスしちゃってる気がするんだぁ。

風船の中のギスギスが膨れに膨れて、パーンて弾けたら中から甘いキャンディが降ってきてみんなが目を覚ます、とかいう聖書的な世界感ての、どう!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。