新夕張の清掃のおばさんへ

2019.10.9 今日はお話しが出来て楽しかったです!

わたしが「特急おおぞら号」を下車し、改札へ向かう途中、おばさんはお仕事中でしたね。

わたしはあのとき、深く考えもせず清掃中のおばさんへ「こんにちは」と挨拶して心からよかったと思います。

わたしを覚えていますか?

わたしを、街の人と思われたようで、「昨日の大雨、大変でしたね」と応じていただきどーもありがとうございます。

おばさんは、「昨日の大雨でキレイな紅葉が散ったし、夕張メロンも終わっちゃった。寒いし、もっと良い時期に来て欲しいわ」と言ってくれましたね。おばさんの呟きから、紅葉山街の素晴らしさが目に浮かびましたよ。

いいまちなんだなって思いました。

新夕張駅は、かつては「紅葉山」という名前だったのですね。素敵な街名です。現在の駅舎が新しくなってしまい、見慣れた風景が変わっていくことの淋しさを感じました。

わたしの街、川崎市登戸も区画整理で同じようなことが起こっています。分かっているけど、淋しいですよね。わかるー!

おばさんは、わたしの住む都会が1分おきに電車やバスが来ると思われていましたね。実際にはそんなに頻繁には来ません。南武線は10分に1本くらいです。スルーしちゃってすみません!

車を持っていない人が、地方でどれだけ生きづらいかというお話、私には経験がないため肌感覚で理解できないことです。お話くださったこと、感謝します。

スーパーでの日々の買い物に苦労されること。小学生もバス通学、病院は送迎ありで凌いでいること。電車が廃線になって残念なこと。

わたしたち都会にいる人は、地方の苦労を知らずに恩恵を忘れて、「地方のことは地方で考えれば」と思いがちですよ。だから、こうして顔の見える、声で聞く目で見るってことが大事だと思います。

高齢者ドライバーや過疎の問題、医療費負担や税負担。都会のひとは地方の事情をおもんばかることが出来ますよ。

おばさん、また話したそうな旅行者が来たら、まちのことや毎日の生活のことを、お話してくださいね(*^^*)

追伸。おばさんが言うように、石炭博物館は大したことなかったです。

大したことない博物館に時間とお金をかけて行くことが、成し得た感があるんです。

わたしは、自分で思ったことを実現して、博物館が大したことないのも自分の責任だから、おもしろいんです。

「遠くから来て大したことないのに」と心配してくれたけど、わたしはおばさんのまち、夕張に行けてよかったです!

きっと、もう会うことがないおばさんへ。お元気でね。

小野寺美奈

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。