渦中のひと

2020.4.20 昔、日本は軍国主義で世界で戦争をしたんだって。

今から思えば、「なんでそんなこと、したんだよ」と思うけど、そのころは誰もそんなこと言えなかったし、思いもしなかったみたいだった。

渦中の心境

あるとき、わたしは、おじぃに聞いた。「戦時中、子供だったよね?戦争に行って死ぬって、そんなアホなこと、なんでしたの?自分たちが食べるものがなくて困ってるのに、戦争で勝てると思ったわけ?」

おじぃは、「当時は、自分は兵隊になって国のために死ぬものと思ってたし、戦争も勝てると思っていた。そう教えられたから」

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わたしは、10年後に若いヤツに言われるのだろうか?

「小野寺さん、家から出なければウイルスがどこかにいってくれるって信じてたんですか?国から10万円もらって、マスクして膝を抱えて自宅にこもったら、経済が死ぬと分からなかったのですか?死ぬ行く飲食店を見捨てたんですか」

わたしは、

「そうだよ。わたしは、自分と自分の家族の命を優先して、将来の経済環境を見捨てたんだよ。アンタに何が分かるんだ。当時の異常な状況下、膝抱えてテレビを見て危機感を感じていれば、国の言うとおりに従うしかないと思うんだよ。従業員は仕事を失って生活費がなくなると困るから、売上げがない職場から給与相当額をむしり取るのが当然と思うんだよ。みんなが向く方向を向かないと、世間的に殺されてしまうんだよ」と言おう。

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日産ではカルロスゴーンに対する革命が起こり。西川社長は言った、「当時、すぐそばにいた僕は、なにも疑問に思いませんでした。そんな考え、思いもつかなかった」

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過去、一部の知的障害者に不妊治療を国が行ったことがあり、当時はそれが生まれてくる子供や本人のためと思っていたのだろう。いま、国は過去のその行為に対し謝罪した。親になる権利を阻害してしまったから。

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過去、ハンセン病は感染するからと、隔離されてしまった。今、ハンセン病は感染力が低いことが分かったことと完治するので隔離は必要がなくなったみたい。2001年に国家賠償請求が認められた。

渦中の人間は、いつだって分からないんだ。後からなら、なんとでもいえるのかもしれない。

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たくさんの人がお金を使って、経済を回して、仕事を生み出して、給料をもらって、税金を納税して、地域の社会インフラ費用をまかない、安心して買い物をして、明日も通勤して売上げに貢献して給料をもらう・・・それが普通の経済サイクルだよ。当たり前と思っていた日々。

これらをストップさせちゃった。

世論は、賛成した。

わたしは、ただそれを見ていた。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。