2020.12.31 妻は、夫のふるさと納税を行う!なお、話は創作部分が含まれています。
夫、今年も一年お疲れ様でした。お勤め、ありがとうございます。三つ指をつくわたし。<夫:うそつけ!>
さ、夫の源泉徴収票を拝見致します。いいから見せるんだ。
わたし、夫のふるさと納税限度額を計算できるから!
電卓バシバシ、よっし!夫の2020年のふるさと納税限度額が判明致しました!じゃ、夫のふるさと納税してあげるからね!いいから!
夫「いや、別にしなくていいよ」
なにいってんのよ!ふるさと納税はネ、川崎市の税収を毀損するけどオマケがもらるからお得なのよ!お得なの!
夫「別に得しなくてもいいよ~」
なにいってんのよ!
あ♪これいい、コレ。お菓子がいい!カニもいいな~。オマケの種類がたくさんの方がいいから、ちょっとの寄付額でOKな自治体にふるさと納税しよう。
夫「ボクの希望は聞き入れられるんでしょうか」
ん。夫の住民税の行く先であるから、夫の希望を取り入れます。
夫「マグロ」
青森のマグロね。(検索する)ん~、1回の寄付額が多くて他の寄付が減っちゃうから却下です。青森のマグロの代わりに、これは?これ。
夫「妻が欲しいものばっかりじゃん」
なにいってんのよ!競馬の単勝を3頭購入するような夫は、計算できないんだから、私が選んであげるから、いいから!
2万円で1カ所より、5000円を4カ所の方がいい。(←プア層の発想ですが、なにか。)
これと・・・これと・・・・コンビニ支払い出来るところ・・・・。
よっし、これで限度額いっぱい!いいよね!はい、承認いただきました。ポチリっと。
じゃ、コンビニで支払いに行ってくるから!12月31日中に行えば、お得なのよ、お得!
期限ギリギリの場合、クレジットカードとか、電子マネーは信用できないから、コンビニで現金払いを選ぶわ。
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や~。税理士のくせにとか怒られるかもだけど、住所地の税収を毀損し、住所地の行政サービスの低下を招くとしても、我が家は得するんだからね、限度額いっぱいまでふるさと納税をして、お得に暮らすのよ!こういう抜け駆けはネ、みんな、やってんの!
さ、ゆっくり年末ドラマ「孤独のグルメ」を見よう。
夫「ふーん、そういうもんかね。まぁいいけど。」
夫「ところで、夏にもふるさと納税してたよね。今回の話って、欲張ってふるさと納税したけど、限度額は超えてましたってオチ?」
!!!
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ふるさと納税は、住民税からの控除は廃止すべきです。個人住民税の寄付金税額控除は廃止すべきです。ふるさと納税を始め、寄付金は、見返りを求めない行動のはずです。減税効果があることがおかしい。
せめて、所得税の寄付金控除を残す程度にして、寄付金の税額控除は所得税も住民税でも廃止すべきです。
住所地の税収毀損を見過ごしてはならないよ。
(住民がふるさと納税することにより毀損する税収は、地方交付税交付金で補填されている地域が多くあります。けど、みんながふるさと納税する度に国税・地方税が疲弊する制度はおかしいです。地方創生の制度趣旨のふるさと納税制度が、自治体間の税収の奪い合いになりつつある)
夫「いいよ、気にしなくて。損したと思ってないからさ。」
(ノД`)
・・・青森のマグロは却下しましたが、福岡県の5000円ふるさと納税による返礼品マグロが1月24日に届きます。