シン・仮面ライダーを見てきた~。レポ

2023.5.3 夫に付き合って、シン・仮面ライダーの映画を見てきましたレポ。

夫は仮面ライダーの初期からのファンで、妻の私はさほどの知識がない一般ピープル。

多摩センターの映画館でランチ食べ損ねてイオンシネマのホットドックを立ち食いし(ウマい)、Lサイズのゼロコーラを半分こし、近所をフラフラして行政相談所のアンケートに答えるなどして時間調整をした後、

映画館のシアター5に入場。30人くらいの入りで、1日1回上映の割にはまぁまぁ良かったんじゃないかしら。広いシートで良い席を予約できたので環境には申し分なし。お客さんにガサツな人いなくてよかったです。

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13:15の定刻になり、CMの後照明が暗くなり、とうとう始まる、と思ったら。

アニメが始まる。。。CMにしては長いな・・・・。もしかしてシアター間違えた?と思ったら、エヴァンゲリオンのショートムービーだったみたいでした。

後から知ったけどGWの特典だったみたい。そういえばエヴァ系の記念カードが1枚入ってた。これが目当ての方もいたかもね?

やっと本編が始まったのが13:35くらい。ポップコーン買えたじゃん。

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シン・仮面ライダーの映画は、付き合いで鑑賞しても面白かった!ところどころ、分からない部分やファン向けシーンがあったけど、置いてきぼり感はなかったよ。普通の映画としても見れた。敵役の女性が美しく描かれていて、ストーリーは生き方を考えさせるものがあり、おもしろかった。

痛みを伴う戦闘シーンを楽しめないタイプなので、冒頭・クモ・バイク集団の戦闘シーンは長く感じたくらいかな。

本編を思い出しながら一般人の感想を。

血しぶきが飛ぶ戦闘シーンがあり、仮面ライダーってこんな残酷だったっけ・・・・。これが続くのキツイな。→ 後に続く話で、この後残酷シーンはほぼ無し。木に付けた血しぶきはちゃんと掃除したの!?など、気が散るわたし。

どうして本郷くんが仮面ライダーなのかの説明シーンとクモオーグ。→クモオーグ連中との戦闘。道路やダム近辺は撮影後は原状回復したんだろうね!と、まだ気が散るわたし。(ダムかっこいい)

今回の映画の背景設定の説明シーンが続く。政府が2人出てくる。妙にリアリティがあって段々映画に入り込むわたし。今回の世界観について単語などここでは全体像を理解できなかったけど、なんとなく分かったくらいなもん。まぁ分からなくてもいいや、怪物との闘いがメインの映画なんだし、くらいの聞き流しだったかな。

なんか分からないけどコウモリオーグ。「NO MORE時間泥棒」みたいな偵察キャラクターが出てきたり、劇場の大量のルリ子がいたり、屋内なのにバイクが入ってきちゃう(なんでだっけ?)など、ちょっとテレビゲームっぽくて面白かったな~。

コウモリオーグの尺が長めだったけど、オモシロな感じになっていまして。空中戦は特撮ルールが一切分からないので「そんなに飛ぶわけないワハハ」・背景の街並みがキレイだなとか、貨物列車見れてラッキーとか、「結局ライダーキックかい!一人ツッコミ笑」など、ストレスなく楽しく見れた。(夫はライダーキックが見れて良かったらしい)

サソリオーグは女性。衣装カッコよい!仮面カッコよい!頭のサソリクルクルはかっこよくない。長澤まさみさん、タクシーからカッコよく狂ってましたね~。殺戮シーン1分くらい?一辺倒な出番がすぐ終わっちゃったけど、毒物処理について「政府が処理してくれて助かる」の1セリフで終わっちゃったので、第2話で、みたいな作り方?サソリオーグのくだりは、もしかしたらウフフと笑うところだったのかも?

ハチオーグも女性。カッコいい!着物がキレイ。アジトが美しい。殺陣シーンが美しい。女性同士の友情は美しく描きすぎてて男性のエゴ押し付けで興ざめ。セリフの棒読みな感じがむしろ良かった。もう一度見たいのは、ハチオーグのシーン!部下が自分を差し出すシーンがあったので、背景と世界観をよく理解できた。

言われた・決められたことを忠実に守ることで安心するって、あるよね。働きアリの生き方を私は肯定的に受け止めるけど。

ハチオーグとの闘い、本郷はとどめを刺せず、政府の男2の滝が迷いなく銃殺する(サソリオーグの毒を使ったらしい)。

ルリ子、ストレス爆発させ、八つ当たりされた本郷可哀想。ジャージに着替えたルリ子が可愛らしく、本郷のジェントルがステキ。ルリ子が飛び起きて、本郷も心配して起きちゃう。いいからゆっくり寝かせてやれと思いつつ話は進む。

本店へ殴り込み、仮面ライダー2号と遭遇。工場萌えの戦闘シーンでは、空中戦の動きがオモシロに見えてしまったことよりも、工場カッコよい!CGぽさが残っている方が安心して見れたわ。壊しちゃったらどうするんだ、みたいな気が散らなくて済んだ。(少しは心配したけど)

一文字がルリ子から赤いマフラーをもらう。一文字の背景についてはジャーナリストであること以外、不明のまま。

急にカメレオンオーグが出てくるも、本郷は負傷しているため、一文字が代打。早々に出番が終わる。(戦闘シーン忘れちゃった)

ルリ子・・・。(´;ω;`)ウゥゥ 本郷の赤いマフラーが残る。

一文字の独白に (´;ω;`)ウゥゥ

順番を忘れちゃったけど、集団オーグにバイクで追いかけられ、ピンチの本郷を一文字が助太刀する。あ~危ない!ケガする!男子が真似するからバイク危ないから!と思い、バイク戦闘シーンは全然面白くない。早く終われ。

ラスボス・チョウオーグの元へ。とうとう!

森山未來扮するチョウオーグ。東京オリンピックで貞子ダンスを披露されただけあって、動きの独特な、神がかりオーラがとてもいい!

ショッカーという集団が目指した「人類の幸せの形」は、理念や思いを継がせることにあったように思う。肉体は滅びても魂を残す世界観、だから永遠の生命になるんだ。けど、ルリ子は、「本音だけが残る世界(ハビタット)、あんなものは地獄よ」、と吐き捨てる。

・・・・自分が言い出したんじゃなかったっけ?まぁあるよね。走り出しちゃった計画って、発案者の存在無視されるよね。

肉体は老化するから受け入れるけど、頭脳を残して永遠の生命を、と思う人はいそう。私はこうしてブログ書いたりしているけど、自分が死んだら全部なくなるわけで、無くなることがいいと思うけどね。

子供がいると、自分の人生を子供に託すみたいな思いもあるのかもしれないな~。伝統芸能や老舗ならともかく、普通の人なら自分は分母として働きアリとして生まれて自分が死んで消えても数人が泣くくらいで何の影響もないという生き方ってとても幸せなことかもしれない。

あ、映画の話にもどると、

チョウオーグと本郷と一文字の3人の戦いについて。終盤、庵野監督がこだわって役者3人の泥仕合をするんだけど、映画で見ると、昭和時代に男を取り合って女同士がビンタの張り合いするレベルな殺陣の見栄え。

人間らしさは出てたので、戦闘シーンの評価は相当低いと思うし戦闘シーン担当者はこの出来では納得できないよ経歴に恥じる、とか思うかもしれないけど、冒頭の残虐シーンからストーリーを追うと、女同士のビンタ張り合いレベルの戦闘シーンで締めくくったので、私は納得感はあるかな。

チョウオーグとバッタオーグ(本郷)は繭になり。本郷の赤いマフラーも一緒に消える。

残った一文字は政府の男に自分の決意を告げる。

本郷は肉体は滅びたけどハビタットらしき世界にいるので、交信できるみたい。

一文字ぃ~。(´;ω;`)ウゥゥ

日本人の伝統的な考え方に近い、「亡くなっても近くにいる」を現実化しているわけだけど、もしかしたら幸せかもしれない。終わりがない魂に安らぎがあるのかは不明だけど。

本郷と一文字は、自分の近しい人(ルリ子や本郷)のために戦ったように思える。

チョウオーグは、人類のために奔走したように思える。

結局、身近な人の幸せや満足のために動くということが最も原動力が大きい気がする。

人類のために動くって、美しいけど「そういう自分スゴイ」になりがちになるので、小さい自分の範囲を大事にして、その前提として全体の充足が必要なのだと思った。

そんな哲学。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。