狛江ニトリ 近隣住民との約束

ニトリ狛江ショッピングセンター(狛江SC)は、カゴメ配送工場の跡地なんだよね。当時、複合施設が出来ることで、近隣住民との話し合いが何度もあった。近隣住民との約束は、果たされたのか?

(過去の関連記事)狛江カゴメ配送工場。近隣住民との話し合い→https://mina-office.com/2017/01/10/komae/

今とは全然雰囲気が変わっているけど、ここにはカゴメ配送工場でトラックがたくさん止まっていた。隣には、ロイヤルホストもあった。狛江SCの奥の新しめの自宅用建物は、ロイヤルホストの跡地だったのかもね。


まずは、近隣住民が懸念していた交通事情。登戸から多摩川を渡り、世田谷通りをまっすぐ、一の橋を越えると、狛江SCへ進入する右折専用レーンが新たに作られていた。
以前は、道路の端は自転車レーンだったらしく、狛江SCが出来たことによりその表記は消された、というブログを見かけた。→http://blog.livedoor.jp/forte_oyaji/archives/52062478.html

近隣住民は、右折進入は嫌がっていた。事故を誘発することと渋滞を心配していた。右折のための信号は、結局作られなかったね。(下の画像の信号は、一の橋の信号であり、狛江SC進入のための信号ではない)

信号のかわりにオービスができたの?

ただ、警備員さんはたくさんいた。それでこの客数だと、儲けが出ないだろうなぁ。

近隣住民は、お店が閉店後に間違えて車が右折してしまうことがないよう、要望していた。これは多分、無理でしょう。右折レーンがある以上、間違えて右折してしまう車は出てきてしまうと思う。そして、営業時間後に間違えて右折後、もとに戻れる道が用意できたのかどうか??疑問よ。「バリカー」の提案があったけど、もっといいプランがでたのかな。

狛江ニトリ 右折進入

狛江ニトリSCは、駐車場は350台。多すぎるって!

帰路の際、狛江SCでショッピングや食事をした後、環八方面へ帰る場合には右折では出れない。

一旦登戸方面へと左折で出庫し、狛江三差路をぐるりと回って環八方面へ向かうことになる。その「ぐるりと回る」交差点付近で、警備員さんがプラカード持っているの。・・・これは、この先で2回曲がるんだけど、また警備員さんがプラカード持ってるの??マジで?こんなこと、続くと思えないから、最初だけちゃんとやってますのポーズ??

狛江SCの前には、喜多見マンションがある(その隣にはびっくりドンキーがあるみたいだった。見逃した!)その手前を見ると、狛江SC用の駐輪場があり自転車は余裕をもって停められるようになっている。

自転車置き場の右奥のまだらハゲみたいな緑の場所には、木を植えている。土地がもったいない。「このくらいは木を植えてね!排気ガスがでるんだからね!」という約束でも交わしたの?喜多見マンションと駐車場の境にも、まだらハゲ状態で木の子供がたくさん植えてある。

そして、屋上の駐車場も見てきた!景観を楽しみにしていたのだけど、甘かった。

騒音防止・近隣住民のプライバシー保護だと思うけど、柵が高く、なんの面白みもない屋上駐車場だった。けど、ぜーんぜん車がなくて、これなら私でも駐車できそう。今のところ、駐車場の時間制限もないため、ゆっくりできるからドライバーさんたちのお昼寝場所になるかもね。コンビニが近くにあるといいけど。

狛江ニトリ 近隣住民との約束

近隣住民と、何度も話し合って時には感情的に人間同士のぶつかり合いがあって、ニトリ狛江ショッピングセンターはできた。
上記の右折レーンや騒音問題など、納得できない住民もいるだろうし、企業側としては十分譲歩して相当のコストもかけた、という思いもあるよね。
何が正解なんだろう、分からない。

なぜ人間は言葉を話すのか

お互いに話し合わないと、何にも進まない。だから、自分の意見は言おう。それで結論として意見が通らなくてもしょうがないよ。「どうせ無理だし」「否定されるの嫌だし」「嫌われなくないし」みたいなのは、関係性の広がりを潰してしまう。自分の思いを自分で潰してしまうことになっちゃうね。

それに、なにより相手に対しての誠意がない。私は、自分の意見を言わないのはよくないと思うんだな。自分と違う人の意見を聞くことは、チャンスだよ。

近隣住民が、時に感情的になりまったく合理性のない発言もあったけど、それもよかった。それが生活だから。事業者側が、頭の中でそろばん弾きながらどこまで譲歩するかを考えて発言しているところも興味深かった。

政治や契約で、お互いに多めに無茶言っておいて、後で調整しやすくしよう、というのは時間の無駄だと思うんだよなぁ、なんて思いながら読む近隣住民と事業者の議事録はとても勉強になったよ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。