法定相続情報を代理る 最終話 戸籍の取り寄せ方法

29.10.30 法定相続情報証明書が出来上がり。ミッション完了の巻。相続時の戸籍類収集!

10月中に、法定相続情報は仕上がった!不安もあったけども何とかなりました!戸籍の返却がある関係で窓口受取にした(電車で行けるし)ので、職印を押印すると、ホイッとまとめて戸籍関連一式と法定相続情報を渡されて終わり。

ばっちり、申請した私の名前と事業所の住所が記載、職印も。ずっと残るんだなぁ。ちょっと照れくさい。

・戸籍の取り寄せ 回顧録

まずは被相続人の住民票と除票を取得する。税理士の職権で取れるよ、相続税申告の受任があればだけど。(無断で取れない)

これにより、本籍と死亡日を確認できるよ。なお、マイナンバー記載の住民票は、本人にしか取り寄せられない(場合により親族?)ので、税理士の職権で被相続人のマイナンバーを知ることはできない。ので、相続税申告書のマイナンバーの記載はブランクですね!

住民票係りの方には、「マイナンバー相続税申告書に記載ぃ?どうしてもなら、税務署からの証明書的なものを持ってきてよ。ダメったらダメ」とのことです。安心の厳重さ。

住民票から戸籍を辿る旅へ。戸籍(時代が古いものは改製原戸籍、というものになるよ)の取り寄せは郵送で可能よ。
定額小為替を郵便局で購入する。だいたい、750円くらいで足りるので、1000円前後の定額小為替と返信用封筒(切手貼り)を用意、戸籍の依頼書(職権による取り寄せ書)、代理権限証書のコピー、税理士証票のコピー、念のため住民票・戸籍のコピー(欲しい戸籍の住所を確認してもらいたいので、マーカーをつけておいた)も同封したよ。(返却されない)

返信用切手の金額が不足しても、届くので、後から不足額を支払いに行く(か、不足分の切手を貼る)。おつり相当分の定額小為替も一緒に返送されるよ。逆に、足りないと不足分の定額小為替が届くまで、先方の市役所預かりとなるらしい。

定額小為替制度はやめて、電子マネー(引き落としとか)にすべきではない?すっごく効率が悪いよね。誰か提言していこうよ。テレホンカードかスイカみたいに、チャージしたものを同封しておけばOKみたいにすればいいんじゃない??

定額小為替は、1枚100円の手数料もかかるし、ほんとそれぞれの事務負担が大きい。しかも面倒くさい。これは、納税者にやってもらうには、酷と言うものよ。相続人がサラリーマンしてたら出来ないよね。
それに、複数の相続人がいる場合、負担が代表相続人に偏ってしまい、ケンカのもとになるよね。「その程度やってよ。750円?半分負担するわよ」「俺は仕事の合間に行ってるんだ!」みたいなさ。
はぁ~ヤダヤダ。今も、どこかでこんなつまらない会話が行われている。戸籍の取り寄せは税理士や司法書士に依頼したら?

戸籍は、被相続人の出生まで遡る。生まれた瞬間の戸籍まで確認してどうするの、と思うところだけどルール。色々な事情があるので統一ルールにしているんだろうね。

途中で色んな事情で戸籍がない場合(災害などで)もあるみたいで、その場合には「こういう事情で戸籍がないけど、確かにその方はいらっしゃいました!」という証明書が発行されるらしい。見たことはないけど。

・戸籍を頼りに被相続人の人生を辿る旅

戸籍を辿る旅は、被相続人が他界してから、私が被相続人と出会う旅。色んな家族があって、ご苦難が偲ばれることも。私が被相続人の方に直接ご苦労を聞きたかったなぁと思うことも多いよ。

相続人に戸籍について説明する。相続人が、それによって記憶がよみがえって、色んな話をしてくれることがある。

戸籍を辿る旅を、私がやってよかったのかなぁと逡巡する。でも、被相続人の人生を記している戸籍関連事務手続きの煩雑さを私が引き受けることで、相続人が疲れずに他人(私)を介して被相続人について語ってもらえる。

戸籍の取り寄せは、税理士が行うのがよいよ。私は苦労して税理士になって、本当によかった。

私は税務申告を通して、たくさんの人から教わることができるように、なったんだなぁ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。