こういうのは?年金制度の構想簿

30.11.03 政府税調では、大学の教授などのエライ人が年金制度の今後について議論している。11月2日には、厚生労働省で社会保障審議会年金部会にて年金について議論されたみたいよね。今日は、わたしみたいなプア層現役世代が、年金制度の将来について考えてみるわ。

とりあえず、わたしの世代は年金だけでは暮らせないことが分かった。大丈夫と言ったくせに!ほんと、無責任な世の中だわ。信じていいのはお金だけ。

1、給付は基礎年金のみにすれば?

現在の基礎年金は満額でも年間80万円弱なので暮らせないわけですが。これを120万円に上げて、プア高齢者でも切り詰めれば暮らせるようにするのはどうかしら?ざっくり単身高齢者の生活保護費とだいたい同じくらい。

自営業や不動産収入や株式関連収入があるなど高収入の人には、支給を減らせという意見(年金の支給停止)もあるとは思うけど。

フィンランドでは結局失敗したのではと囁かれるベーシックインカム制度は、私は賛成なのよ~。ただし、原則として年寄り限定とするべき。

夫婦世帯は・・・どうしようか。実は、第3号被保険者って難しいもんある。昭和61年から始まった制度であるが、サラリーマンの妻と自営業者の妻との不公平感も考えないとだよね。

2、報酬比例部分は廃止を

現在の年金制度では、国民年金相当額の基礎年金と、給与の増減に応じた報酬比例部分の2階建てのケースが多い。

この、報酬比例部分は、給与所得者ラッキー制度で、給与が高い人ほど恩恵が高い制度なのよ。なぜなら、会社が半分援助してくれて、将来の年金の貰い分を増やしているから。

会社は、社会保険料の負担があるから、従業員にボーナスを出しにくい。給与を上げにくい。収入が低い人や自営業者は今の手取りも少ないし、将来もらう公的年金も差が広がる。

なので、社会保険料は、原則として一律同じ金額でよいのでは?もちろん、低所得者の年金免除・減免制度などは継続。

3、遺族年金・障害年金も一元化を

みんな基礎年金120万円という年金のベーシックインカム制度にすれば、遺族年金も障害年金もいらなくなるよね。遺族・障害は若年層でも年金受給できる上乗せ制度にし、例えば前年の所得が一定額(500万円ほど)あれば遺族・障害でも年金を支給停止にすればいい。

4、所得がある人の報酬比例部分支給停止制度

現行制度では、年金受給者が仕事をして一定額以上稼ぐと、年金支給額の一部が止まる仕組みになっている。(返還されない)

これは、給与の額がハロワか年金事務所に通知されるからバレてしまう仕組みになっている。

逆に言えば、年金受給者が自営業者や株式関連収入で儲けている人は、所得状況が年金事務所が把握できないため、年金の支給がストップせずにジャンジャンもらえる制度になっている。これは、給与所得者と自営業者等との間で不公平なんじゃないかしら。

年金支給停止が嫌だから、給与ではなく外注扱いにしてもらう、などの不均衡が生じそうだよね?

だから、前年の所得状況で本年の年金支給を停止する制度にすれば公平なのでは?だってみんな、確定申告するでしょ。マイナンバー所得捕捉すれば体制側の事務手続きは自動でしょ。

5、年寄りの閉そく感を考慮に

こうして、最低限の生活費は基礎年金に頼り、それ以上の生活をしたい人は自助努力でコツコツ貯めるようにすればいいんじゃないか?

世代間の公平というけど、若くて失業している将来不安と、もはや新しいことへの挑戦する選択肢が狭まっている高齢者の将来不安と、一緒に考えるのは良くない。

若者はいずれ年を取るのであるから、年を取っても最低限暮らせそうな希望があれば精神的な余裕を持ってライフプランを立てられると思います!多くの人はいい暮らしがしたいので頑張るわけだし、わたしみたいな風来坊の最低限の生活保障は治安上必要でしょ。

6、こういうのは?私の年金構想簿

だから、誰しも基礎年金(生活保護、と言い換えてもいい)120万円。厚生年金制度の段階的廃止(健康保険の社保制度は維持)!というのはどうかしらん?

並行して税収アップも考えてみたよ。私的年金の自助努力制度の税制優遇の廃止(金持ちしか加入できない制度だから)。給与所得控除は一律65万円。公的年金等控除は一律70万円(扶養親族から除外)。所得税の超過累進税率の引き上げ。贅沢品の個別消費税制度の復活。年金負担軽減相当の法人税・地方税増税。・・・くらい、思いついた!

・・・。でも、現役世代分から徴収する厚生年金保険料が現在の高齢者の年金支給金に充てているのだから、やめられないのかなぁ・・・。年金制度って戦費調達で目先のお金欲しさに始まった制度なんだよね。国が結局多く負担する仕組みになっている。

他にも、主婦の年金という考え方も検討しないとならぬよね。環境によって子育て支援(実家の親とか)も違う訳で。うむむ・・・。

おのでら年金構想のふらり旅はまだまだ続く。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。