借金して貸付用のアパート建てれば、理論上は相続税対策になるよ。でも、本当に将来的に相続税対策になるの?
借金1000万円で、持っている土地の上にアパートを1000万円で建てるよね。そうすると、相続税の計算上は債務というマイナスの財産が1000万円で、建てたアパートは全室他人に貸していればざっくり800万円の評価になる。
さらに、小規模宅地をつかえばもっと賃貸用のアパート関連不動産の評価は下がることもあるよ。
こんな税金対策は最高!?
でもね!
みんなが、不動産業者の話を聞いただけでよく考えもせず、どんどんアパートを建ててたら、どうなる?
誰が住むのよ?借り手がいないから外国人に民泊させてみてトラブルになったり、家賃を値下げしたりすることにならない?
そもそも、借り手がいなければ、不動産の評価減はないこともあるよ。
と、このような内容の記事が税のしるべ(H29,1,23)にあった。
借入金も、賃貸収入から払えばいい?もし入居者ゼロなら、自腹で借入金返済だよね。
借入金の返済額は、経費じゃないからね。経費になるのは利子だけ。
借入金は、何かに使うために借りたんだ。その借入金を使ったものに応じて経費にしているはず。例えば、アパート建築費は、一定のルールがあって減価償却を通して何年もかけて経費になっていく。
借入金の話はさておき…
相続税対策だけのために、安易に不動産を購入するのは、反対している専門家も多い。よく考えて、将来的なメリットデメリットも把握して、家族親戚の意見を聞いてから意思決定するのがいいみたい。
お年寄りの皆さん!世知辛い世の中、みんな年寄りのお金を狙ってるよ。子供に反対されると癪にさわってアツくなるケースも折り込みずみだったり。年寄りの名簿は出回っていると思ってね。
そして自分のお金だから、本当に欲しいものや、騙されてもいいと思うものは遠慮なく使っちゃえ!
最強の相続税対策は、本人が楽しんで財産を使いきっちゃうこと。と思う。
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