狛江の世田谷通りにかつてはカゴメ配送工場とロイヤルホスト狛江店があった。
ロイヤルホスト狛江店はパーキングが広く、ドリンクバーがあり、のんびりできてよかったのになくなっちゃった。
知らないうちにカゴメ配送工場もなくなっていた。設備が古くて味があってよかったけど、さすがにこの土地にはもったいなかったのかもね。
跡地には、ニトリ狛江店とヤマダ電機ととんかつ和幸などが入ったショッピングセンターが平成29年3月16日にオープンするみたい。個人確定申告期限の翌日ではないか。(追記:29.1.28のCMでは、狛江ヤマダテックランドが29.2.9オープンとのこと。先行オープンか?)
近所にはオリジン弁当の研修用の店舗があり、「ここでは弁当を売っていません!」という張り紙がしてあったなぁ。
GEOやびっくりドンキーはまだ元気に営業しているみたい。
ニトリ狛江店はいつオープンするのかとグーグル検索してみたら、議事録が出てきた。どうやら、このショッピングセンターが出来るまでには、近隣住民と何度も話し合いがあった模様。→https://www.city.komae.tokyo.jp/sp/index.cfm/51,70589,476,html
(議事録は、いずれ公開を取りやめる模様。)
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(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンターに係る調整会議事録 H27.4.14 第12回。
近隣住民と、委員長と、事業者で話し合っている。
どうやら、住民はただでさえ混雑する世田谷通りが一時間400台(こんなに来ないよ)もの車が来ることにより交通事故などを心配しているみたい。
大規模小売店立地法にかかる店舗らしく、開店時間中は右折進入はやめてちょうだい、という看板をたてる協定があるみたい。あくまでも紳士規定だから、右折して進入しちゃっても交通違反ではないらしい。(しかし、好ましくない)
話し合いの結果、ニトリ・ヤマダは21時閉店として、レストランは23時で閉店することにしたみたい。
21時になったら、「バリカー」で一般車が間違えて右折進入しないようにするみたい。
「バリカー」とは、地面にポールを埋めておき、閉店時間になったら地面からポールを抜きあげてそのポールの間にチェーンをかけて車の侵入ができないようにするものを指している。らしいですよ。地面からポールがにょにょっと出てくるのかな?グーニーズみたい。
近隣住民:夜中にも右折進入しないように誘導員を置いてくれない?
事業者:その予定はない。
委員長:小さな建物から始めて、徐々に大きくすれば?
事業者:売り場面積を削減する予定はない。あんまり無茶いうと異議申し立てしちゃうよ。
近隣住民:建物を建てればやったもん勝ち、みたいなことがよくあるから、そういうのはやめてね。
近隣住民:カゴメからの説明もあったけど、当初案が相当無茶だよ。後から「譲歩した」って言いたいだけってこどもだましのような提案だし、不信感がある。水道道路の交通安全は狛江市民にとって極めて重要なの!
近隣住民:以前、ロイヤルホストがあった時に人身事故が起きた。また起きるのではないか。その責任は誰がとるの?委員長が責任をとれるのか
委員長:事故は起こしたドライバーの責任にある。(原文のまま)
近隣住民:右折進入がなければ事故は起きなかったのではないか
事業者:事故はドライバーの責任ではあるが、事故が起きないようにするために頑張る
近隣住民:ロイヤルホストが出来る前は幅員が3.5mしかなかった世田谷通りの道路を、ロイヤルホストの事業者が4.0mにしてくれた。道路の電柱も邪魔になるからと事業者の敷地内に入れてくれたんだ。電柱の無柱化を考えてみてくれないかな
委員長:東京電力に依頼することかもしれないし、まずは無柱化ってすごくお金かかるんだ
と、私なりに興味深いところを私の言葉でまとめた。
狛江市の水道道路ね。
地下に水道管が通っているから、大きい車は通れないのね。途中までバスが来てるけど。
水道道路は、天神森橋から和泉多摩川までの、細い道路。たまに抜け道に使われたりするけど、本当に危ない。歩道も狭いし自転車は車道を走らざるを得ない。危ないよ。
途中、京王ストアがあったり、うまそうな町の飲食店があったり、よく潰れないなこの店、みたいのがポツリポツリとあり、知る人ぞ知る感がある道なんだけど。
正直、車で走るのは嫌だったね。出口の和泉多摩川に、大きい車が入れないようにポールがあるの。これが、結構たくさんの車のかすり傷まみれでね。ドライバーの怨霊(生霊)を感じるんだよね。うわーこすらない?通れるの?って感じで。
しかし、このカゴメの土地は、カゴメがニトリ・ヤマダに貸すのかな?単なる売却なら、近隣住民にその後の土地利用の説明なんかしないだろうから、借地権だよね?
大企業は目先の利益ではなく、地域に根差した経営をしなさいよ!投資が回収できたからとか、収益性が見込めなくなったから、とかで簡単に撤退すると、ブランドイメージを損なうよ。この前、セミナーの先生が言っていた、損なうブランドイメージは数字で見えないんだよ。
今回の教訓としては、人って案外してくれたことを覚えててくれるんだなってこと。
近隣住民は、ロイヤルホストが道路を広げ、電柱にまで気を配るというホスピタリティを評価した。随分前のことなのに、ずっと覚えててくれたんだね。
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