政府税調 第15回 おのでらの貧困層への意見 SESの学力格差・社会保障の新しい支援

2022.9. 政府税制調査会 第15回 令和4年9月9日開催を視聴。

SESの学力格差と、社会保障の新しい支援、のお話を受け、おのでらの意見を綴る回です!

・自分の意思を重要視

生活保護のあたり、興味深く聞きました。菊池先生の、「自分の意思なのだ!」はいいね。それが受給権がある人たちの多数派意見ではないと思うけど、生かされているだけって感じるのはつまんないもんね。現実問題として、支援には限界があり、理想の追求が過ぎるとどこかで線引きして弱者を切り捨てる時代がくると思います。

・支援者徴兵制度

支援希望者が続々と増えるとは思えなくて、無償の支援徴兵制が始まるだけみたいなのはやめてほしいと思う。。。税務支援みたいになる。。。困窮者は逆恨みすることがあり、支援希望者はいずれ不足していく気がする。

・学費と生活費は、貸与で

高校生・大学生には、学費や生活費を誰にでも貸せばいいよ。利息はいらない。プレゼントはダメだ、将来、頑張って働いて返しなさい。日本が嫌なら借金返して堂々と出てけ、好きな場所でがんばれ!

・格差是正の恩恵と原資

子供は環境を選べないけど、親だってかつては子供だったわけで、貧困の連鎖はなくならない。現在、努力で挽回できる社会とはいえない。貧困層が連鎖を終わらせるために結婚を諦めて老親の生活費に充てれば、連鎖が終わるし生活扶助費も減る。

頭がいい人たちが色々考えてくれも、しょせん勝ち組の理想でしかないなら議論は無駄になる。負け組が暴徒化すると勝ち組の生活が安定しない。”治安を維持して勝ち組が安心できる社会”を作るための原資は、どうせ消費税でしょ?

・地域格差 専門家のエゴか

地域格差があってもいい、という意見はびっくりしたけど、いいね。住民が決めるってところが好き。高尚な地方自治への理念は、完全に専門家の頭の中で作られていないか。現場では実現したテイの”事実の作りあげ”が横行しないか。地方鉄道の勉強で知ったけど、私は机上の夢想だったと思い知り、自分はダメだなと反省した。制度を作れば、住民の想いが変わるのかな。それは教育というのか、洗脳というのか。

・所得税の基礎控除で解決できる

生活保護者に納税をする権利を与えるという意見はいいと思うけど、それは理想論でしかないよね。現実問題としてそんな高度な感覚を持つ余裕はないと思うけど、基礎控除を生活保護費相当額にすれば解決する。生活扶助費(生活保護、遺族障害年金、児童手当)が非課税なのはおかしい。包括的所得概念を前提にすると、所得税の非課税はおかしいです。

・成年後見、金銭の使途

成年後見制度の未来について、よりよい制度になるといいですね。地方のお金がある独居老人が業者にお金取られちゃうのは、よくないですね。税務支援でも見ますよ。お金があるから営業さんが来て、それが楽しみならそれでいいと思います。生活困窮しないなら、貯金は好きにお使いになればいいと思います。

・デジタル教材と無償の塾

デジタル教材で格差が出ているという話が皮肉で愉快に感じる・・・。可哀想に。デジタル教材でこぼれ落ちる子供を見捨てて、デジタル化すればいいと思います(と、意地悪な書き方をしているけど、こども食堂のように貧困層向けの無料の塾は今度増えるでしょう。あんまり悲観せずに子供つくればいいと思います)。こぼれ落ちた層は、デジタル端末が使えなくても出来る仕事を探せばいいです。

・貧困層へ告ぐ

嫌なら自力で這い上がれ。自分が恵まれた環境にいることを知らずにいる彼らとは違う。甘えるなっ。

貧困層は逆境の中、自分の力だけで自己実現するんだ!

・関連の過去記事とリンク

当該政府税調の先生の講義の記事 → https://mina-office.com/2022/09/22/seifu-zeicho-15-kyouiku/

当該政府税調の委員の意見の記事 → https://mina-office.com/2022/09/23/seifu-zeicho-15-iin-iken/

政府税調 → https://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2022/4zen15kai.html

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。