税理士試験、次の受験科目どうする?

29.8.17 税理士試験も一巡し、次の受験科目どうする?

1、受験科目と順番はコレだ!

勤務希望か独立希望かで、選択科目は変わるかもしれないけど、ご参考になるかしらん。

私はこのパターンで7年。簿→財→所得→法人→消費(本命)&相続(捨て)

一般的なお勧めはこれ。簿財→法人→法人&消費→法人&なにか

状況次第でベストはこれ。 簿財→法人or所得→所得or法人→消費

私は、いつも2科目は受験するようにしてたよ。捨て科目と本命と分けていた。下見が出来るから、初日に行われる消費税は全部で4回受けている。うち、白紙提出が2回。当時は、途中退室が出来たので、臨場感と場所を確認していた。

だから、7年で14回受験しているよ。9回落ちているということだね。今、気が付いちゃった。

法人税を推しているのは、個人専門の事務所は少ないし、法人顧問がないと結局のところ事務所が安定しないから。

2、最初に法人税がいいんじゃない

一般的には、簿財を受かってから税法がセオリーだよね。

戦略的に、簿記論か財表を最後にする官報調整対策をする人もいるらしいね。

私は、税法については最初に法人がいいと思う。何年もかかる法人だけど、理論暗記が一字一句覚えなくても文章になっているので暗記もしやすかった気がする。

それに、法人税合格後は実務や就職に有利。

法人で足踏みが続いたら、消費に浮気して2科目作戦。法人をサブ科目にして、消費を頑張る。

法人・消費が取れたら、あとの1科目はもうすぐよ。相続は一般的に長期戦。法人の後の所得税は負担が軽い。

3、所得税が一番きつかった

私の体感としては、所得税が一番ツラかった。最初の税法だから、ということもあったかもしれない。ベタ暗記で量も国税4法の中で一番多くキツイ。その分、次の法人はすんなり合格してしまった。

意外と、所得・法人の組み合わせはイイ!よ。辛いけど。

所得税で「税法の試験なのだから、条文暗記は当然なんだ」と思ったので、その後の暗記は「こういうもの」と思っていた。だから、法人の暗記は、ページ数こそ多いけど中身はそれほど多くもないなぁという感想だった。

所得と重複している部分が多かったのも、法人に苦労しなかった要因かもしれないな。

4、消費税は4科目目以降が

最初の税法を消費税にしておく、というのもよく聞くね。勉強量が法人と比較して少ないから、税法の導入としてはいいかもね。

余計なお世話だけど、消費の量をベースに考えて、消費と同じようにベタ暗記して、とやっちゃうと法人税はキツイと思う。

特に、消費税合格するころには会計事務所の実務にも慣れてきて、業務量が増えるよね。そうすると、消費税の倍近くある法人税を捌ききれるか、という問題もあるよね。

そのころには、実務経験の後押しや時間の使い方スキル、税法への慣れがあるから、案外大丈夫かもしれないね!まぁ自分次第だよ。

あと、5科目目に消費税は、官報調整に該当しないんじゃないかという都市伝説もあるよね。ほんとかな。

はっきりいって、ライバルのレベルを考えると、消費税は4科目目以降が有利だよね。だから、消費税は4科目目以降がオススメ。

5、相続税をどうするか

相続税は、本試験レベルであれば、所長がやらせてくれる可能性があると聞くよね。そのくらい、相続は未受験の職員にはやらせない事務所が多いんじゃない。

相続税は、面談がデリケートで経験がものをいう感じがする。だから、できれば職員のうちに相続税申告の一連の流れを勉強させてもらうと、超助かるよ。戸籍?除籍?なんてことは、最初は私は全然知らなかったから即答できなかった。職員だから「センセイに確認しときます」が使えた!(自分で調べる時間が稼げる)

相続税は、他の国税となんか違う感じで、今までの受験経験があんまり役に立たない感があった。新鮮だった!財産評価などは、理屈じゃなくひたすら覚えなきゃならないことが多くて大変だったけど。おもしろいよ。

6.独立するなら

独立希望の人は、相続税の勉強は独立後にしてもいいよね。

法人専門で相続は受任しないという事務所もある。そういう戦略も大事だよね。

ただ、独立してすぐ仕事を受けやすいのは相続税だということを認識して受験科目を考えた方がいいよ。無料税務相談で、相続案件が絡まない相談は少ない。相続税対策のために法人を作ってみたり不動産を購入してみたりするので、結局のところ、相続税と所得税は勉強しておいたからビビらなくて済んだ。

世の中には、会計事務所退職時に退職金代わりに法人顧問をくれるという噂があるけど、当てにしない方がいいと思うよ。

独立したら、マジ仕事ないから!仕事なんか舞い込んで来ないんだからね!

7.実務経験があれば受験は不要か

とはいっても、「会計事務所で充分に経験を積めば、わざわざ受験しなくてもその科目の税法は網羅できてしまうんだよ、受験生最強伝説はそこまでだ」という人もいるかもしれないね。私は4年程度の経験で独立しちゃったから、税法が頼り・・・。

私は、受験勉強で助かったタイプなので、受験時代の苦労は報われると思っている。

でも、試験合格したかどうかにかかわらず、受験した後、勉強するかどうかで税理士のレベルは決まると思っているよ。

合格したことに胡坐をかくくらいなら、受験しない方がましかもしれない。

どんな科目でも、自分がやりきったぞ、という経験が自信になるし励みになる。やってきたことの意味は必ずあるよ。しんどいけど、がんばろうね。

一生勉強ね!

8.おまけ。私の戦歴

私の戦歴は、

H22 全経上級合格で受験資格ゲット

H22 簿・財 → どっちも落ち

H23 簿・財 → 簿のみ

H24 財・所 → 財のみ

H25 所・消 → 所のみ

H26 法・消 → 法のみ

H27 消・相 → どっちも落ち

H28 消・相 → 消のみ で5科目免除で税理士へ。

H29 応援

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。