新しい地域コミュニティのかたち?モザイク型

2022.9.22 トモダチのフェイスブックで、面白い投稿を見つけたので、記録しておきます。

組織の在り方、コミュニティの研究をしている方の投稿で。

・組織が解散する理由

最近の任意団体が解散する原因は2つらしく、

1つ目の解散理由は、目的が薄れたこと。始めた当時は盛り上がったけど、時間がたつとその理念が陳腐化することってあるよね。

2つ目の解散理由は、人間関係。なんか仲良くできなくなったり、主力の人が辞めたり。

・ヒトの組み合わせ。人間関係

人間関係について深堀しますと、組織の中で、ある1人が増減するだけで雰囲気がガラッと変わるらしい。それが、存在感がない人であってもそうなんだって。

へえ~。意外ですよね。意地悪な人が入ったとか、人気者が抜けたとか、そうじゃなくて存在感がない人が異動するだけでも、職場の雰囲気が変わるんだって。

鉄道の研究本(わたらせ鐡道の歴史、だったかな)でも読んだんだけど、優秀な二人の組み合わせが最高のパフォーマンスするかというと、そうではないらしい。SLは石炭で走っていたのであるけど、2人ペアで石炭をくべるらしいのです。優秀な二人のペアよりも、仲のいいペアの方が、石炭効率がいいのだそうです。

おもしろいね。こういうの読むと、個人別成績のデータで組み合わせを決めちゃうと、可能性が減るよね。

・モザイク型 組織

最近、トモダチが「いいな~」と思った組織があったようです。

それは、「モザイク型」

組織内の一人ひとりが、好きなこと・したいことをするんだそうです。

・・・・・。

・組織の歴史 マンネリ化

そんなことをしたら、組織の歴史とかまとまりがなくなっちゃうよ、と私は一瞬思ったよ。

けど、考えてみたら組織は人が集まっての組織なので、別に歴史にこだわらなくていい組織もある。(もちろん、歴史を紡ぐ目的の組織は、過去にこだわる必要があると思う。)

規格化されたことをするだけの組織活動って、それが行き慣れた道で安心ってこともあるし、同じことをしてても毎年ほんのり異なる楽しみってある。それを否定しないよ。

商店街とかだと、毎年恒例の行事ってあるけど、足並みがそろわないことが増えているかもしれない。個人主義になってきたし、そもそも商売の延長なのにコストのわりに見返りが少ない、みたいな事情もあるかもね。

・好きなことしているオーラ

地域コミュニティでゆるく行っている組織なら、やりたくないことを縛らないで、やりたいことをする人たちが集まって、許容範囲で好きなようにする、という「モザイク型」が受け入れやすいかもしれない。

フリーランスの集まり、みたいなもんです。絵画展に色んな種類の絵画があって、統一感がない、みたいな。

地域コミュニティのような任意団体は、やりたい人達で集まってる組織なので、存続にこだわる必要ってないんだね。気楽にやればいい。

楽しんでる人たちが集まってる組織に関わりたいよね。なんか、いいオーラがあるから。

というわけで、高齢者グループで人数が減って存続が危ぶまれている組織は、無理をしないで発展的解散をすればいいと思います!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。